へそおもい

2014年11月15日(土) 働く

京都の北の方で
働く。

お金をもらうために
働く。

慣れない靴をはいたので
仕事中
靴を脱いで
裸足で歩きたくて
仕方がなかった。

でも
裸足ではしりまわるのは
がまんした。

なかなか
エネルギーを使う
一日であった。

それが
お金になるのだと
しみじみと
イメージする。

お金ってなんだろうかと
このところ
いつも考えている。

助かったのは
空気が澄んでいて
太陽の光や
山々の景色を見ることができる
仕事場だったこと。

紅葉の色を
目の中でおよがせた。

いつも
窓のない部屋の職場の時は
帰る頃には
げっそり
いつも変な感覚になってしまうので。



このところ
身体にはびこっていた
重い黒いものは
ずいぶんと軽くなった。

それは、

お友だちが
昼間から日本酒を持って
あそびに来てくれて

のんでしゃべって
こたつのまわりを
踊りまわったから。

また
ひとりの
お友だちが
ちょこっと
飲みに来て

この世界で
あたりまえとされていることを
あたりまえだとおもえない
という
話ができたから。


そうなんだ。

わたしが
いつも
ふれると
やられる

黒くて重いものは

いま日本の
大阪での日常の中には
そこらじゅうにある。

人を不安にするもの
比較して上下をつくるもの。

まるでいいもののような顔をして
きれいにみせて
すこしずつ
我慢させて
抑えつけて
いつのまにか
それが普通だと
思い込ませようとするもの。

それが

ちいさなところで
いい顔して
近づいてくる

つい
気を許すと
べとーっと
からみついてくる。

あかんあかん

肌触りのいいものは
危険なかおりがする。

本当の音が
聴こえないときは

どんなに
よさそうでも
近づくのは
やめよう。

わたしは
わけのわからない

いいもんかわるいもんか
わからない
そんなもんが
好きだ。



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はたさとみ [MAIL]

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