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■ Peter Rabbit and Eleven Other Favorite Tales/Beatrix Potter
Easy-to-Read Typeなので、字が大きくて目に優しいので、ベッドタイム・ストーリーとして、夜寝る時に読んでいた。豪華本やボックスセットなども大量に出ているが、これはDoverの1ドル本。だからといって、省略などがあるわけではない。Doverが作ると、ここまでコンパクトになるのか!と感嘆。
あちこちで絵が使われたり、ワンセンテンスずつ見かけたりしているので、なじみの深いピーター・ラビットだが、物語として通して読んだのは初めて。ウサギをはじめ、猫、犬、リス、ハリネズミ、蛙などなど、女地主だったポターの農場にいる動物たちをモチーフにしたファンタジーだが、絵から想像して単にかわいい話かと思ったら、大間違いだった。
実際のポターは、かなり厳しい地主だったという話を聞いたことがあるののだが、それを証明しているかのように、時には残酷で、時には容赦ない厳しさがある。どこか突き放した部分もあって、ぎょっとしたりもする。 民話などにはみな残酷な部分があったりするが、そういったものともまた違った、ポターならではの厳しい描き方を感じる。
2002年04月21日(日)
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