 |
 |
■■■
■■
■ Where Angels Fear to Tread/E.M.Forster
1)フォースター『天使も踏むを恐れるところ』の原書。先日翻訳のほうを読んだばかりなので、覚えているうちに原書の方も読んでおこうというもくろみ。古典ではあるけれども、英語は読みやすい。
2)翻訳で読んだばかりなので、最初のうちは分からない単語なども完璧に調べて読んだが、あとは流し読み。 翻訳の感想では「穏やかな批判」と書いたが、原文で読むと、意外にもあからさまな表現や厳しい批判も見られ、驚く。特にイタリア人の描写は、悪口とも取れるような容赦ない描き方で、スパゲティを「つるつるすべるミミズ」と表現しているのは、日頃そう思いつつも、気持ちが悪いのでなるべく考えないようにしている私の脳裏に、くっきりと刻み込まれてしまった。タラコスパゲティなど、ちょっとピンク色に見えるものは要注意だ。(^^;
内容はスパゲティなどとは関係なく、イギリス人とイタリア人という極端に違ったイメージの人種を対比させて、社会を批判しているということなのだが、どう見ても、イギリス人を優位に描いているのは否定できない。
※私が読んだのは、Dover Publisherのものですが、現在Amazonでは取り扱われていないようなので、別の版にリンクしてあります。
2002年05月12日(日)
|
|
 |