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■ Beneath A Midnight Moon/Madeline Baker
<MOON COLLECTION> 1)コレクションしている、タイトルに「MOON」とついた本のひとつ。ロマンスもの。表紙からしていかにも! 主人公Kyleneは夜毎すてきな男性の夢を見る。その男性が実際に目の前に現れた。彼の名はHardane。彼もまた夢でKyleneに会っていた・・・。
2)このHardaneはArgornという国の王子なのだが、どうして突然Kyleneの目の前に現れたのやら・・・。なんと!彼はWolffan=狼人間(?)と人間との合いの子で、変身術が使えるらしい。魔女の予言によって、敵国であるKyleneの国の王様の7番目の娘と結婚して双子の世継ぎをもうけ、さらにそれによって両国の和平が成立すると言われていたため、変身してKyleneを地下牢から救い出したのだった。しかし、Kyleneは王の7番目の娘Seleneとは別人で、修道女会に拾われた、どこの出とも知れぬ孤児だった。
事態が明らかになったものの、Hardaneの心はKyleneに釘付け。でも予言は守らねばならない。どうしたらよいものかと悩むHardane。そんなHardaneに恋しながらも、修道女会の誓いによって純潔を守らねばならないKylene。ああ、つらいわ!という話なのだが、狼人間との合いの子って一体どんななの?
3)読了。他の本の合間にちょっとずつ読んでいたせいか、すごく時間がかかってしまった。しかし、いわゆるロマンスものとは違って、かなりファンタジーっぽく、ファンタジーものと言っても、全く違和感がない。
最後は結局めでたしになり、幸せに国を治めていくという結末だが、後半はあれやこれやとめまぐるしく話が展開するため、結構面白かった。なにしろ設定が設定だけに、何でもありという感じで、笑える箇所も豊富。
それにしてもHardane、弱すぎ!見かけ倒し! Hardaneにしても誰にしても、すぐに敵につかまってしまい、傷を負っては誰かに助けてもらい、助けに来た人がまた瀕死の重症を負って、再び誰かが助けに来るという繰り返し。一国の王なら、大軍勢を率いて助けにいけばいいものを、王自らが救助に赴くとは、ごくごくちっぽけな国なんだろうか?また狙われているのがわかっていて、見張りもつけずにおくとは、何とお気楽な!このへんが、やっぱりロマンス作家ならではというところか?
Hardaneが自分を助けるために殺された父親の敵を討つというところで、Kyleneが「私はどうなるの?生まれてくる子どもはどうなるの?」と怒ってしまうところもあるのだが、日本ならば内心はともかく、敵を討つのは当然と思うところなのに、正直に気持ちを出してしまうところは、やはりアメリカっぽい。
2002年05月19日(日)
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