蹴文修記

2003年10月01日(水) 松葉杖戦記その3


何気なく最近の日記に「松葉杖戦記」ってタイトル
付けたんだけど、どういう意味なんだろう。
松葉杖はわかるが「戦記」って?

「松葉杖で戦う日記」(振り回したら危ないな)
「松葉杖と戦う日記」(あれは別に敵じゃない)
・・・・・。

昨晩遅くまで(早朝まで)チャンピオンズリーグ、
オリンピアコス×ユヴェントスを観ていたおかげで、
目が覚めたのはまたしても昼過ぎ。
時間にしたらそんなに寝ていないんだけど、寝すぎ
のような頭痛と共に目が覚めた。

じっとしているだけで体力使ってないから本当は
そんなに寝たくないんだろうなこの身体は。

寝ている間、ケガした右足首を必死に動かす自分に
気がついた。痛くて目が覚めるんだけど、気がつけば
痛みも構わず動かそうとする自分に気がつく。
そのせいか、目覚めた時は昨日より痛みが増して
いてシャワーに行こうという気力は湧かなかった。

昨日かなり松葉杖で歩いたことがたたり、かなり手の
ひらや胸部に痛みが残り、今日のバス通院は断念。
タクシーを呼び溝の口に向かう。

包帯とギプスを外してもらうと、かなりむくんでいた
のか跡がくっきり。ところどころ黄色から紫に変色
している。

それでも昨日と違ったところは、腫れがかなり引いて
きたこと。全体的な腫れは相変わらずだけど、足首の
両側や前方に大きく腫れていた部分が治まって来た。
回復は順調なようだけど、でもまだ内側の痛みは激しい。
消毒液で足を拭いてもらったんだけど、それだけで
かなり両くるぶし付近は痛みが走る。

ボールを蹴る時、インサイドは特にくるぶし付近で
蹴る癖があり、こんなんで本当にまた蹴れるように
なるんだろうか、と不安がよぎる。。。
でもまだケガしてから5日目だ、ゆっくり考えよう。

治療は数分で終わり、また包帯をきつく巻きなおして
もらう。自分で取り外しができる包帯は明日以降に
なるみたいだ。

「明日は来れますか?」
「(ちょっと休みたいな)う〜ん」
「腫れも引いてきてるし明日から取り外し可能な
 包帯に変えられますよ」
「はぁ、じゃあ頑張って明日も来ます」

松葉杖で歩くこと自体には慣れてきた。でも手の
痛みは尋常じゃなく、外出自体が億劫。
でもまあこれで引きこもってもしょうがないしな。
頑張って通院することにしよう。

今日は精神的につらかった。
一日中機嫌が悪かった。
いつもなら何でもないことにやたらと腹が立った。

一般人でこんな感情に陥るんだから、サッカー選手、
蹴ることが仕事である人たちがケガをした時、本当に
精神的に大変なんだろうと思った。もちろん僕ら
よりもケガに対するケアは十分に受けられる立場に
あるんだろうけど、精神的なところまでケアする
のは非常に難しいのではなかろうか。

一日練習できなければ自分の能力は少しずつ落ちて
いく。怪我する前まで必死の努力で築いてきたものが
どんどん削がれていく。つらいだろうな。



                               


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