蹴文修記

2003年10月29日(水) 香港代表×U22日本代表


ビデオに撮ってまだ観てない人、読まない方がいいです。

僕にとってはもう思い出の地となった香港で、残念ながら
何回も足を運んだ香港スタジアムではなかったけど、
香港代表対U22日本代表の試合が行われた。

ちょっと照明が足りないモンコックスタジアムは、日本で
言えば等々力競技場の2階スタンドを取り外したくらいの
規模のスタジアムだったと思う。当然芝生はボコボコで、
選手はやりにくかったろう(香港スタジアムもボコボコ
だけどね)。

そんな中で行われた一戦。試合開始直後から我慢我慢が
続く。と言っても選手ではなく、観る方が(苦笑)。
10分経過、まあまだ慣れないピッチだからしょうがない、
15分経過、みんなケガを怖がって積極的じゃないなぁ、
20分経過、う〜ん、まあせめて30分くらいは観てやるか、
30分経過、ええ加減にせぇよ、エクレア食うぞ。。。
35分経過、鈴木2枚目黄紙で退場、審判は今村並みね。

とまあ、前半終了まではエクレアとコーヒーとタバコで
なんとかごまかしながら深夜のテレビ東京を観てました。
そして思いがけず日本は前半ロスタイムに1点先取。
誰かとのワンツーから青木が抜け出し、高松に松井もどき
のラストパス。思い切り振りぬいた左足から放たれた
シュートは見事にファーサイドネットに突き刺さった。

この五輪代表でいい時間の得点ってのは記憶にないだけに、
おーっ、入っちまったよ、てな感じ。
それにしても前半、那須は消えてるわ茂庭は隠れてるわ
林はボーっとしてるわ、イライラしどうしの45分。
鈴木が退場になってやる気を出さざるを得なくなったのか、
徐々に試合が締まってきたのは怪我の功名だったのか。

ここまで観たらお付き合いしてやろうと思い、後半も
テレビの前で頑張った。残念なのは香港代表が6人も選手
を交代させたこと。明らかに前半の選手よりレベル低下。
元気な突貫プレスは相変わらずだったが、那須に代わり
森崎和が入った中盤はより安定して見えた。アウェーで
それも不利な状況で1点を守り抜く戦術練習にはなった
んじゃないかな。

お決まりのポカもやってくれたが失点には結びつかず、
後半は大した見せ場もなかったが前半よりは明らかに
上手い試合運びで終了のホイッスルを聞いた。

でも不満はいっぱい。松井はもっと楽しいプレーが出来る
はずなのに、荒いプレーをしてくる相手には荒い捌きが
多くなる。京都で負けが込んでいるせいもあるのか生彩なし。
石川も田中達もタイトなマークを振り切れなくてスペースを
作れず、得意のスピードに乗ったプレーは影を潜めていた。

途中出場選手は森崎を除いて全て持ち味出せず。
特に大久保は滑ってばっかりだし(いつもだよね?)、
時間は短かったけど田中隼と平山もいいとこ見せられず。
言わずもがなの前田遼。。。

もっと君たちはアピールしないと。小さい香港選手なんか
吹っ飛ばして見せ場作らないと(今日の審判なら即黄紙だが、
最後の方は明らかに出しすぎを反省していた、若しくは出す
のが面倒になっていた)。フル代表とは言え香港との実力差
は歴然としていたのに、圧倒的な力の差を見せ付けられな
かったのが残念。

しかし香港代表も変わったねぇ。英国人コーチがいた頃は
もっと守備的だったんだけど、よりアジアのサッカーに近く
なったというか、ちょこまかちょこまかするようになってた。
日本のワールドカップあたりのサッカーがひょっとして手本
になっているのかな?



                               



五輪代表親善試合

香港A代表 0−1 U−22日本代表

       得点 (高松 44分)


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