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あっという間に金曜日 - 2003年06月13日(金)

日記書いてないなと思ってたら、あっという間に金曜になっている。日記を書かなかったのは飲み会が今週は二回あったことと、ネタが無かったことがその原因の主たるものだ。

別にその日全く何も無かったわけじゃないから、その日に起こったことを徒然に書けばいいじゃないか、と思う向きもあるかもしれない。しかし、徒然に書くのさえ辛いのが「別段何も無かった日」で、こういう日はこの日記を書く際の「題名」すら埋められない。一応ブラウザ上で編集モードには変えてみるのだが、数分考えて書くことが思い浮かばないと、そこでインターネット閉じてパソコンも閉じて、バガボンドでも見ながら眠ってしまうのが最近の傾向だ。BGMは聖飢魔IIの「赤い玉の伝説」である。

それで、本日は何か書くことがあるのかと言うと、これがまた別段特に無いという感じである。だが、ここで閉じずに今日はちょっと粘ってみようと思う。何しろ今週は更新が少ない。

先日、沢井鯨の著作がamazonから届いたことを受けて、早速沢井鯨第一作目である「プリズナー・イン・プノンペン」を読み始めた。文体はところどころホームページ日記サイトの管理人のような書き方で、世の中には色々な作家がいるもんだと思いながら読むと言う状況で、それが若干読む側の我慢を強いられるところのように感ずる。まあまだ30ページくらいしか読んでいないのだが、そうは言っても沢井鯨が描くプノンペンは、その昔学生時代に色々旅行した頃を思い出させるシーンが描かれている。

別に私は女を買いまくったとかマリファナ吸いまくったとかしていないのだが、こう言うのを武勇伝的に自慢する輩と言うのがかなり多く、これが嫌で旅行中は日本人旅行者となるべく目を合わせないように歩いていたのを思い出した。

これだけならいざ知らず、学生の日本人貧乏旅行者と自称する人たちは、何故か私が彼と同じものを持っていると「これいくらで買いました?」と聞いてきて、例えば「250バーツです」とか言うと、喜びを隠し切れない表情で、

「僕これ180バーツで買ったんですよ。」

とか言ってくる。顔は笑みを隠しきれない笑みが広がっている。それに対し、私は必ず、

「へぇーっ!どこで買ったんですか!!?」

と聞いてあげなければならない。すると彼は、

「いやー、適当にブラブラ歩いていたらあったんですよ。」

とか言ってくる。顔は笑みを隠しきれない笑みが広がっている。それに対し、私は必ず、

「へぇーっ!そんなところにあったんですかぁ。失敗したなあ」

と言ってあげなければならない。

この小さな自尊心をくすぐる会話を、何故こんなところに来てまでせにゃならんのだ、と思いながら旅行をしていたものである。次第に日本人を見ると伏目がちに歩くようになった。

と言うのを、本を読みながら思い出した。

このように、どうにも落ち着けようの無い感じになってしまう。大体「このように、どうにも落ち着けようの無い感じになってしまう」と言う文を用いて、冒頭部分とリンクさせて日記を終えようとしている時点でいっぱいいっぱい感を拭い切れないだろう。

今週はこんな感じで、あまり書くことも無かったんですね。


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