2001年10月30日(火)
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まりちゃんガンバっ!
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処刑人はたびたび、
濃い霧のようなフィルタリング効果を発揮して、
世の中の数々の文字を読み間違えたりする。
それは皆さんもご承知のとおり……
というか、
処刑人日記の主なネタだなあ。
そんなに熱い目で、こっちを見ないでくれないか。
さて本日。
まったく突然レモンタルトが食いたくなった。
そこで本屋へ押し入り、
「レモンタルトが出来る本を出すか、全員死ぬかだ!!
本か死か、選べっ、選択の時は、いま!!」
というような感じかもしれない目で、
普通に立ち読みとかしてきた。
まあ、よくある事である。実に納得できる展開である。
そして帰る時。
レジ横に置かれた、一冊の雑誌に目がとまった。
表紙を飾るのはご存知、例のヒゲ男だ。
「オサマ
ビンラディン」
彼は今、世界中の話題の的。
雑誌の表紙くらい、数えきれないくらいに飾っている。
これもまた、実に納得できる現象だ。
さて、その日その時その場所で、
処刑人はほんの一瞬たりともためらうことなく、
その字をこう読んだ。
「オヒゲ
ビンラディン」
納得できすぎ。
あまりに期待通りの結末。
読者諸君のうち数名は今、がっかりしたかもしれない。
しかしこれだけは言わせてくれ。
これだけは、聞いていってほしい。
彼には、ヒゲが生えてたんだ。
話は変わって。
帰りの電車の中、二人の女性が深刻そうに話し合っているのを、
何気なく、夢うつつで聞いていた。
片方の名は、まりちゃん。
以下にその興味深い内容を記す。
まりちゃんの彼氏は、別にどこが悪いというわけでも無い。
しかしなんとなく、不安かもしれないところがある。
そこでまりちゃんは、なんとはなしに不安を感じている。
しかしその一方でまりちゃんは、
テレビを見たり、友達と電話で話している間には不安を忘れる。
一日中不安、というわけではないのである。
更にまりちゃんは、実際にその彼氏に合っている間、
特に不安がどうのこうのと考えることもないらしい。
結局まりちゃんは、自分の気持ちがよくわからない。
しかしまりちゃんは、私達はうまくいっていると考えており、
この気持ちはなんというか、不安とかってものじゃないかもしれなくて、
うーーん、ってかんじで、
「ていうかさあ、明日どうするかはやくきめなきゃだねー」
「そうだよねー」
お前ら結局、1時間もなに喋ってたの?