unsteady diary
riko



 最強の杏仁豆腐♪


今日は、はじめての一般職向けの説明会。
はっきり言って。
…合わない…かもしれない。(はっきりじゃないやん?)

女の子があんなに群がってる場所。
すべて女の子、なのだ。
ヒルトンの大広間ごと、女女女女…。
軽やかな、華やかな、雰囲気と会話。
さざめき、化粧の匂い。噂話。黄色い声。笑顔のバーゲンセール。
に、苦手だ…。
女子トイレみたいじゃない?
もう萎縮してしまった。
最近わりと萎縮せずにのびのび接することができるようになってたから、
また逆戻りしてる自分が、もどかしかった。

男性と女性が混じってるほうが、ビジネスライクに話をすることができるような気がする。
なんで女の子だけだと、こう、話が散漫にだらだらと内輪に展開してゆくんだろう。
閉鎖的だ。
それとも、この一般職対象の雰囲気に特有なものなのか?
これまで参加したどこでも、こういう雰囲気ってなかったような。

とにかくなにかが違うような気がした。

相手に制限されて、女ができる仕事の範囲を定められてしまうなかで、
実質上総合職で女をとらないから、だから一般職しか道がない…
そういう選択なら解るんだ。
大学の先輩方も、ほぼそういう流れになったらしいから。
でも、はじめから一般職を?
なぜあんなに明るく屈託なく?

よくわからない。
いまさらだけど、なぜ「一般職」というくくりがあるのだ?
仕事内容の違いだけではなく、もっと根本にあるなにか、職業観というか、雇用する側の位置付けというか、そんな前提みたいなものが、捻じ曲がっている気がする。
だから一般職をはじめから希望するということは、
この捻じ曲がりに、賛同するということになってしまう気がするんだよね。


たとえば。
今日行った企業は、外資系生保のひとつで、
一般職の新卒採用をはじめたのはここ2年ってとこらしい。
そのせいか、一般職は、「契約社員」なのだ。
この響き。
総合職と同じく、ちゃんと就職するのに、それなのに。

それから。
女性社員に優しい会社と言いながら、育児休業制度もないのだ。
また、一般職には住宅手当がないという。
転勤がない、というのが一般職だとは解ってたけど。
それは裏を返せば、自宅から通うことを前提にしているということなのね。

私の家は、とにかく田舎だ。
よって、家から通える範囲には限度がある。
新宿くらいまででも遠いのに、もっと奥地に本社があるということで、どうみてもそれは自宅通勤不可能だということを示している。

この会社に限らず、都内に住んでない女子学生の一般職は、採用に不利だと囁かれている。
支給する交通費が高くなるから、企業としても遠慮するのは当然。
私は、全国転勤型でなく、都内勤務になっても、下宿せざるをえないだろうと思う。だが、それさえも一般職ではかなり難しいということを知ったわけだ。


まったく心が渇くような話ばかりしてる。>自分


そのあとは、午後に渋谷まで書類を取りにいった。
それから、遅い昼ご飯を食べようと、上海ヌードルへ。
ぐるぐるセンター街のなかで道に迷った、方向音痴なわたし。(笑)
どうにかたどり着いて、ランチに間に合ったので、点心の定食を頼んだ。
海老の春巻きが、あまりに美味しくて感激した。
塩をつけて食べるんだけど、ああ海老がぷりっぷり。
水餃子の海老も美味しかったし。
最後の杏仁豆腐も、久しぶりに食べたら、思わず笑顔に。
ひとりでカウンターのすみっこに追いやられて食べてたんだけど、
にまにましてるのは、さぞや変な光景だったことだろう。(笑)
でも、美味しかったんだもんね。

ただ、チンジャオロースーが、油の海で。
あとからすんごく胃にキた。
ご飯といい、おかずといい、ボリュームがかなりあったから。
でもひさしぶりに、ご飯を食べたなあって思える外食が
そのわりには格安(1000円…中身を考えれば安い!)で食べられてほくほくだった。

うちの母が、ずっと美味しい杏仁豆腐を食べたいって言っていて。
今度は一緒に来たいなあってごく自然に思った。
海老の春巻きを食べながら、母、絶対好きだなあって思ってた。
なんだかんだ言っても、べたべたな親子関係なのは変わってない。
切り捨てられないんだ、お互いに。
お互いに、甘い。
一人暮らしできたら、どうなるんだろう。


(追加日記)

就職用のメールボックスが容量オーバーで、
6日くらいずっと受信できてなかったみたい。
私はノーテンキに、メールがないのかと思ってたけど、
一日に10から20通くらい届くペースなのだから、
6日でどれだけ消えてしまったのか。
大切なメールがたくさんあった可能性がある。
でも、確かめる術さえないから、
私はなにか連絡を逃がしていても、なにも抵抗できないってこと。
…つくづく自分のアホさに嫌気。

気になるなあ、消えたメールのなかみ。
どこから来たのかさえも、確かめられないなんて。

2001年03月22日(木)
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