unsteady diary
riko



 21歳の事情

おじじの家へ出かけてまいります。
祖父母と会うと、自然と将来の話になるので、しみじみ憂鬱です。
ずっと子供でいたかった自分って、ここらへんからも来てるかもしれない。
女の子ならこの大学。(将来少しでも印象がよいように)
女の子ならこのくらいできて当たり前。
「女の子なんだから…」という響きを、今回は何度聞くことになるんでしょうね。

結局、私がなにをしても、100%は認めてくれないんだよね。
祖父は冷静だから私の実力と結果の関係をわりと客観的に見て、けっこう評価してくれるけど、女性陣はダメさー。
(ちなみに父はそもそも常識に欠けてるので初めから枠外)
もっと上を目指せたのに、と来るわけだ。

だけど上ばかり見てたら疲れるよ…。




―追加―

ふと思い出したけど、読んでくれている人が、思ってた以上にいらっしゃるみたいです。
義理で読んでくださるような知り合いはいないと思うので、
(そんなの嬉しくないし、かえって傷つくからね)
その点は心配してませんが。

なんにせよ、BBS外してる今でなければ、ここまで柄が悪く、不貞腐れたことは書けなかっただろうなあと思います。
ちょっと卑怯な日記の公開の仕方ですね

あっ、メアドはトップのrikoの名前のところへリンクしてあります。
不親切な書き方しててごめんね。
指摘されるまで分かりにくいことに気づかなかった。
コンテンツをなんとなく減らしたかっただけなんです。
メールがあれば、こちらへどうぞ。



―帰宅後―

思ったよりは穏やかに運んで、とりあえずほっとした。
今日は祖父が話をジャマするなと言って祖母をやんわり止めたのと、
なによりうちの母が一緒ではなかったので、
泣いて喧嘩するほどの暴走をせずにすんだ。
夕ご飯も美味しかった。
帆立の煮物の作り方や、切干大根の応用なんかを教えてもらった。
私はなんでも美味しそうに食べるので、
基本的になんでも食べさせたがる。
いとこさんたちは、基本的にほとんどしゃべらず、じじばばサービスがあまりよくないから、かまっても楽しくないんだろうな。

だからたぶんしゃべらなければいいのだろうけど、
やっぱり家族だったり親族だったりすれば、そういうふうにはできない。
ご飯を食べるなら、ちゃんと美味しいと言って食べようと思うし、
できるだけ会話もしようと思うわけ。
祖父が仕事の昔話をしようとすれば、身を乗り出して聞くわけ。
お互いが気持ちよくあるために、そうしたいと思うのだけど、
コミュニケーションが多くなるぶん、干渉も激しくなるわけよね。
うーん。


振袖を着たときの写真ができあがったというので、見せてもらった。
写真屋さんとは別に、スナップで撮ったやつ。
持って帰ろうとしたら、祖母が今度家に来る友人さんに見せるからダメだって。
見せてどうするの?と聞くと、
どこでどんな縁があるかわからないから…と言う。
どういう“縁”なんでしょーね?
まーったく、ホントに考えてるみたいなのよね、お見合い。

卒業式のあとに、うちの大学には「園遊会」といわれるケッタイな行事がある。
これは任意参加で、一部の上流階級の社交界みたいなものなので、私は全く出る気もないんだけど、祖母が話を聞きかじってきて、出ておいたらと言ってきた。
「なんで?」と聞けば、これまたどこで縁があるかわからないから、だそうだ。
女の子ばかりとつるんでたって社会勉強にはならないわよ、と。
…左様ですか。

ここまで世話を焼く気でいる祖母がちゃんと生きているうちに、私が嫁に行って安心させなきゃいけないんだろうなあ。
(だからってそうするかどうかは別だけどね。)
看護婦さんになろうとしてる従妹は美人なので、すぐお医者さんと結婚してくれるだろうと踏んでるらしいけど。
ほっとくと21年間、恋愛ひとつ拾ってこられない私だけは、やっぱり世話されちゃうんだろうか。
ふえー。

学歴だけでお見合いして失敗した例(=母)が身近にいるからなあ…と
一応クギを刺しておいた。
ささやかな抵抗。
案の定、ぐうの音も出なかった。(苦笑)


それにしても、21歳ってそんな年なのか?
どうにか就職してみたところで、今度はそれに悩まされるわけ〜?


自分が意識したくなくても、そういう年齢なのかもしれないと、思い知らされることが日常で増えてゆく。
たとえば、このあいだ、父がほろ酔い気分のときにある部下の話をした。
21歳の大学生の娘がいると知ってて、紹介してくださいよと煩いらしい。
ずいぶんノンベエらしいのだけど、父の大学の後輩と聞いて、母の目がきらん♪と輝いた。
ここに祖父母がいなくてよかったよなあとしみじみ思った私だった。
母の二の舞にだけはなりたくないもん。
で、警戒していたら、母はすぐにトーンダウン。
「写真見せたら即お断りされるわね」というのがその理由。
それは私自身、間違いなくそうだと思ったけどさ。
(だって理想をつくられてる気がするから。)
そういう次元の問題なんだろうか。

確認事項。
…そこに私の人権は無いのね?


2001年04月08日(日)
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