unsteady diary
riko



 なんとなくジェンダー?


自民党総裁選について、あーだこーだ言うほど興味があったわけじゃないんですが、ちょっと気になる記事がありまして。
「週刊新潮」によると、小泉さんがファーストレディがいないからってライバル陣営から批判されてる?んだそうな。

こういう批判が実際にあると仮定して。
ファーストレディがいないとダメってどういうことなんだろう。
個人でしょ、要は。
オトコたるもの、結婚しないと一人前じゃないという考え方が
いまだに深く根付いてるってことなんでしょうか。


一般職をはじめから志望している女の子たちとしゃべる機会が増えてきて、
一般職について、仕事について、どう考えているのかを尋ねると。
やっぱり、だれもが長く続ける気はないと言います。
職場は、結婚相手を見つける場所。
もしくは、結婚するまで自活するための一時的な場所。
女性自身がそう考えている部分もある以上、一般職というくくりに、男性がいないのは、当たり前なのかもしれません。

それでも。
サポート=女性という感覚が、いまだにひっかかっている自分。
この記事に過敏に反応してしまった自分。
ジェンダーに対する自分のひっかかりは、
それに乗ってゆかざるをえない現在の自分を、そのまま自虐的に攻撃するような部分もあって。
無関心ではいられません。


一般職でない道も、イバラの道だけど、ないわけじゃない。
人気のない業界を目指せば、ひとつくらいは見つかるかもしれない。
でも、それが果たして自分の望みなのか。
ジェンダーとしての「女」に甘んじる自分を否定したくて、ただ意地になっているだけのような気もするんです。

そもそも、自分が男性だったなら、一般職か総合職か、なんて適性がなくてもどうでも、はじめから悩む余地がないわけです。
これが女性って逆差別、と言われてる所以かな。
男子校はあっても、短大に男性の短大はないわけですしね。

つまりは、自分が女性であるから、こうして逃げ道をつくれてしまう。
だから逃げるのが卑怯な気がして意地を張っているのかなあ。
でも実際には、企業にとって、男性3人分くらい役に立ってはじめて、リスクの高い女性の総合職を採る気になるんです。
つまり、はじめから男並に、ではなくて、男以上に、が最低条件なわけ。
そうまでして総合職を目指す必要も、自分の意志も、なにもかもがよくわからなくなってきて、途方にくれててしまいそう。

こんなこと真剣に考えなくちゃいけないのは、
某ノンバンクの総合職が、次が最終面接になるから。
店舗見学をしてからなので、まだ先のことですし、そこで失敗すればなんの問題も生じないわけですが。
ここは珍しく、人事の方に最初からわりと気に入っていただけていて、
万が一ミスせずに通ったとしたら、おそらく内定は断れない雰囲気なんですね。
絶対コップの水をぶっかけられそう。(汗)←過去にあったらしい。

社員の半数が女性で、金貸しという業界のイメージの悪さを除けば、
不況でもものともしない業績の伸びだし、その業界トップだし、育児休暇制度も整ってるし、体育会系で礼儀に煩いのが気にかかるけど、悪くはない企業。
そして、なにより総合職なんだよなあ…。
人気の大手企業は、総合職に女性は1割もいないような状態ですから、
総合職で女性を採ってくれる企業は、それだけで神様に思えてくるわけです。
でも、それが私のやりたいことなのか、毎月のノルマを達成し続ける営業をやる自信があるのか、支店長を目指すほどハングリーにやりたいと思ってるのか、そんなところを考えると、かなりフクザツ。
選ぶ身分じゃなく、選ばれる身だと、わかっていても、選ぶ余地があるなら、やはり納得のいく選択をしたいわけで。

活発で感じの良い猫を、100匹ほど被って面接受けてきたんだと思うんです。
だからたぶん、仕事もそうしてやれると勘違いされてる…。
でも、14日の別の企業の個人面接は、もはやその猫が被れなくなっていて、あっぷあっぷしたわけで。
そう、忘れちゃいけないんでした。こういう自分が、本来の、毎日の自分だということを。だとすれば、面接の自分は、まったく詐欺してるわけですよね。

私は、結婚せずに生きてゆくためだけに、総合職でなければと焦っていたわけだけど、生活できるだけのお金を稼いで地味に暮らすということを考えるなら、一般職でもできるのかもしれないし、そのほうが性にあってるのかなあ。





話は変わりますが、しばらく前も書いたお見合い話について。
うちが特殊なわけじゃなく、周囲の同い年の友達のなかでも、
かなり見合い話が持ち上がっているようです。
近所の短大卒の同級生は、両親がいま見合いをさせようと説得にやっきになってるらしいし、大学が一緒の教授のお嬢さんは、10代のときからお見合いさせられそうになっているし、東急グループ会社の社長令嬢は、すでに500万のお振袖を何度も着ては、お見合いやっているらしい。
せ、世界が違うっ。(汗)
まあ、どこもここも、娘が若いうちに、少しでも高く売れるうちに、売り出しておこうってわけですか。
いまだに交換財なんですね、女性だけが。

男性が結婚しないと一人前でないように、女性は少しでも良い相手に選ばれて結婚をしないと社会のなかで人間でさえいられないような、そんな透明な圧力があるのかもしれません。
しかも、男性側に数ある女性のなかで選ばれなければいけないという焦燥。
選ぶんじゃないのがミソです。
ただ、私は、どうにか自分がいわゆる“女性”の仲間じゃないという事実に慣れ、自分を笑い飛ばして、選別される華やかな競争を遠巻きに見物してますが。
実際、恋愛ごとなんて気持ちにゆとりがなければ無理だと思うので。

中島梓さんの「コミュニケーション不全症候群」…読み返さなくちゃなー。
大切なことを忘れかけてる気がする。


2001年04月16日(月)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加