unsteady diary
riko



 妥協点

どこかで妥協点を見つけて、選ばなければ、始まらない。
全てが挫折することなく叶うわけじゃなくて、
つまづいて、先に進めなくなったときは、
別の道を探して、そのなかでの最大幸福を考えなくちゃならない。

なにが私の望みなんだろう。
どうしたら笑顔で受け入れられる結果が選べるんだろう。


遅い夕ご飯を食べながら見たテレビで、女子アナ就職戦線のことをやっていた。
去年のテレビ朝日のアナウンサー試験の倍率は1000倍だったらしく、つまり残りの999人は落ちてるわけだ。

(ちなみに、3000人のなかの3人のうちの女子アナ二人だけがスタジオに呼ばれてたんだけど、男子一人だけ追いやられてる…。女子アナブームっていう言い方嫌い。男の子もアナウンサーの競争倍率は高いんだから、紹介してしまえばいいのでは?)

受かった人と落ちた人で、夢の大きさがそんなに違うわけじゃなくて、どの人も望みは同じだったはず。
今年のテレ朝の男子アナに同じ大学の知り合いのけっこう遊び人だった男の子が決まったけど、その子とほかの子の差なんてそんなにないと私は思う。
それでも、片方は夢が叶い、叶わないままの子は、地方局行脚の旅に出る。
最後まで決まらない人もいて、一般企業を受けるか、それとも諦めないで就職留年をわざわざしてまで来年も受けなおすか、選択を迫られる。
放送されていた女の子は、勉強もしていて、経験もあって、それでも20局受けて今のところ全滅だそうだ。
数撃っても、ダメな場合はダメなのだ。(涙)
その子は一生懸命だし、可愛くて、応援したくなる雰囲気なのだけど、それでも実力の世界、夢が叶う人間は一握りしかいない。
母親が彼女を夢を諦めるな、夢は大きいほうがいいと励ましていて、
その言葉に私は思わず俯いてしまった。

夢を諦めないで、チャレンジしてみろと、そういう励ましはとても正しくて力強い。確かに諦めた時点で、可能性はゼロになるのだから、諦めなかった者だけが夢をかなえる権利をもち続けられるわけである。
それでもやっぱり、全てが叶うわけじゃないし、時には割り切りと切り替えが必要になる。


友人たちから将来転職すればという意見を多くもらうけど、でもやっぱりそれはないだろうと自分で思う。
よほど苦しくて辞めないと自分がおかしくなるというならともかく、
食べて行かれる生活が保障されている現状であれば、
喰えない夢のためになんて、たぶん私はそこから出やしないだろう。
高い壁なんかなくても、縛り付ける手錠なんかなくても、
外はなにがあるかわからないから、
わかる世界で生きていくんだろう。


ある業界の内定が出て、そこでやめれば、私は1年後、一度も思い描いたことのない世界で生きてゆくことになる。
嘘みたいな本当になりかけている話。

皆はどうしてその会社が自分のベストだなんて思えるんだろう。
その意欲に、自分は退いてしまう。
なんでこんなに自分は無気力なんだろうと思う。
やる気がないのよ、という叱咤に、そうかもしれないと項垂れる。

そのくせ、お金が入ればなんでもいいじゃないかと
自分に言い聞かせるのだけど、どこかがずれてて、なにかが曇ったままで、
手放しで納得することができない。

たぶん私はなにも強くは望んでいなかったのかもしれない。
叶えたい夢もないまま、こうして就職活動をしている違和感が、これなのかもしれない。



2001年04月17日(火)
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