unsteady diary
riko



 逃げる

昨日の日記、読み返して失笑。
自分を棚に上げて、しみじみ大人気ない。

ふと思った。
私は、数年先、あっちこっち転職しているか、フリーターになってるのかもしれないなあって。
就活のなかで、そこまではっきりと考えたことはなかったのだけど、
考えてみれば、人間関係がうまくいくことのほうが稀なんだよね。

それがあって一般職の女の園的な要素を毛嫌いしてたのかもしれない。
女子大に行きたくなかったのも、かなりそういうところがあるなあ。

中学は…語りたくないくらいやばかった。
高校は自由なところだったから、先生と揉めることはなくてほっとしたけど、2年のクラスで、リーダー格の女子に嫌われて、その子が噂を流したことから村八分にされて、お昼は教室ではなく部室で食べるか、5分でつめこんで、図書館に逃げ込んでいた。
数人味方がいたけれど、それでも苦手な人の悪意に満ちた言葉や視線に耐えられなくて、逃げ回ってばかりいた。
10クラスもある学年にさえ根も葉もない噂をまかれていたことを、3年で友達になった子から聞いて、愕然としたことを思い出す。
その子は、クラスメイトになった「私」をちゃんと自分の目で見て、好きになってくれて、いまでも友達している。
でも、皆とそうなれるとは限らないし、期待しちゃいけないんだとも思う。
この子と出会った3年のクラスが、ちゃんと楽しくってまわりの目なんか気にせずのびのびしてたのは、単に恵まれただけかもしれない。

いつもある程度理解して付き合ってくれる人は少数だった。
それはそれでいいと思ってきた。
だって“連れトイレ友達”が欲しいわけじゃない。
好きになったから、たとえば一緒にごはんを食べるけど、
ご飯を食べる人がほしい為に、好きになるんじゃないのだ。

でも。
お仕事ならそうはいかないよね?
苦手な人でも、逃げ出せるわけがない。
逃げ出すたびに仕事変えてたら、
ほんとに中途半端な人、そのものになってしまう。


面接で、どうしても相性の悪い人っていうのがいる。
昨日の秋葉原の店長さんは、そういうタイプの人だった。
これからだって、そういう人に会うたびに沈没してたり、
ひきつっていたら、どうしようもない。
これまで逃げてきた自分と同じ、負け犬になってしまう。

圧迫面接を笑顔で切り抜けられるだけの強さとしなやかさが欲しい。
(長野県知事じゃないけどさ。)
苦手な人相手でも、辛い質問でも、動じないだけの強さが。

2001年04月26日(木)
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