ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年08月24日(土)
ステキなステキな
とびっきりステキな日。
今日はそのコトバがぴったりの日だった。
2年振りの再会。
嬉しくて仕方なかった。
終始笑顔。
電車に乗って、ライブハウスのある駅のホームに降りたとたん
ドキドキが止まらなくて、そして顔が緩んでしまって
ワタシはおかしくなってしまったみたいだった。
2年前の夏、横浜の路上で知り合った音楽仲間。
年が離れていたから、ワタシにはお兄さんのような存在だった。
元々東京から横浜へ2時間近くかけて歌いに来ていて
都合がつかなくなったから、その年の冬、横浜でのライブはなくなってしまった。
連絡はたまにとっていたけど
このままずーっと会えないのかなぁって思いがあって
メールが来るたび、少し寂しくなってたりした。
その人が今日、2人組みでライブをやるって連絡が入り
しかも電車で40分ぐらいの所だったから
バイトを早めに切り上げて会いに行った。
駅まで迎えに来てくれていて
見つけたのはワタシの方が早かった。
「久しぶりです」
「おー!久しぶり!やせたねー!」
実際そんなに痩せてないけど、久しぶりだったからかな?
そんなコトバをかけてくれた。
会えたコト、それだけが嬉しかった。
もう、それだけで充分だった。
投げかけてくれるコトバ、忘れないように
一生懸命、頭に記憶した。
2年目にして初めて気がついたコト。
背がとても高いというコト。
肩を並べて歩くことなんて、今まで無かったから。
ライブハウスまでの2分ちょっとの道のり、
ドキドキしてどうしようもなかった。
久しぶりで嬉しくて、話すたびに顔を見上げる。
歩幅を合わせてくれたコト。
一番嬉しかった。
出番までの間もずっと話し相手をしてくれた。
引越しがしたいとか、ロックな感じになったんだよ、とか。
10キロ近く痩せたんじゃないの?とか。
そういう風に見えるだけかな?とか。
それがね、なんだか嬉しかった。
大人になったねって雰囲気を見て言ってくれた。
写真を撮ろうと思ってカメラを持って行ったけれど
歌に圧倒されて撮る暇もなかった。
久しぶりの生歌、ワタシ、涙が出たこと、言わなかった。
1時間のライブ。
お客さんがいっぱいいた。
その人達を見るためだけに。
ほぼ満員でびっくりした。嬉しかった。
終わったあと、アンケートを渡そうとしたけど
人がいっぱいいたし、忙しそうだったから
後で郵送しますとメールを送って帰ろうと思っていたら
「ごめんごめん!!忙しくって!写真、撮ろうか!」と
階段を駆け上り来てくれた。
「手、大きいなぁ。背、高いなぁ」
隣りでピースしてくれた。
ステキな日。
ワタシはきっと忘れない。
会えた時の感激度や笑ってくれた顔。
投げかけてくれたコトバ。
薄れていった時は大丈夫、写真を見ればきっと思い出せる。
大好きな人に会った時のような
そんな緊張感や嬉しい気持ちがココロいっぱいに広がっていった。
変っていなかった所。
相変わらずの大阪弁。
優しい笑顔。
一生懸命なその姿勢。
髪の色。
ワタシは恋愛の好きとは違う感情で
好きだな、と思った。
がんばってる人を応援してあげたいって思ったし
一生懸命な人がやっぱり好きだから。
来月も同じ場所でライブをやると言う。
ハッピーになれるクマのぬいぐるみを作って
プレゼントしてあげようと思う。
「がんばって」と気持ちをこめて縫っていけば
きっと幸せもいっぱいつまったぬいぐるみが出来るはず。