ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年11月19日(火)
木星
あなたに気持ちを伝える為に
全て伝わらない歯がゆさに
あたしはあなたの前で
たくさん泣いてたくさん笑うわ
2人の時間は宇宙の中で言うチリの様なものかもしれない
時折見せるずるい仕草も ワンシーンの1秒かもしれない
じゃぁね木星についたらまた2人を始めよう
落ち葉が足元を埋めて
綺麗だけど邪魔で嫌いで
下を向いてしたたる汗は
忘れてはならない暑い思い溶かす
あなたは優しい人だからあたしは手も足も絆も委ねよう
始まりも終わりも朝も暗闇も必ず2人で迎えよう
だから話して くだびれてもう一度眠ろう
届けられる物全てを両手に抱え
あたし空から飛んできたのよ
2人の時間は宇宙の中で言うチリの様なものかもしれない
時折見せるずるい仕草も ワンシーンの1秒かもしれない
じゃぁね木星についたらまた2人を始めよう
(木星/aiko)
時間の無い朝。
だけど、ワタシは忙しくなる事をわかっていても
電話を切ることは出来ない。
少しでも声を聞いていたいから。
その声で1日分の充電が出来てしまうから。
寝ぼけた声で電話に出た。
目覚ましが鳴る前だったから。
「おはよぅ」
「おはよ。起きてたか?」
昨日の夜、ワタシはいけないことをしようとした。
でも、頭に浮かんだ笑顔で、結局は何もなかった。
自分で自分を傷つける事はもうしない。
それは、無理にじゃなくて。自然にそうなっていった。
笑顔と引き換えにワタシは何を失うだろう?
何か失うだろうか?
何も失わずにすむだろうか?
生まれ変われると思う。
悲しみがなくなったら。
だから、強くなりたい。弱い部分は少しだけでいい。
負けたくない。負けたくないから。
朝の渋滞にはまってのんびり電話が出来た。
電話の向こうからいつものラジオの音が少し聞こえた。
ワタシの家では受信できないFMヨコハマ。
やっぱり2人は近くない。
だけど、今ワタシと繋がっているから。
そう思うだけで少し強くなれた。
2人で手を繋ぎながらこの街を歩いたことを思い出した。
寒かったけれど、くっつきながらゆっくり歩いた。
ワタシの通う学校を見に行ったり、いつも行く喫茶店にも行った。
この街を1人で歩く時、2人で行った場所に行けばきっと切なくならないはず。
2人で手を繋ぎながら話したことや
下から見た笑顔とか、きっと楽しくなれるはず。
また歩きたいな。そう思える。
今はマイナスになりたくなくて
自分から傷つくようなことはしたくない。
それは自傷行為だったり、そうじゃないことでも。
ココロをもっと大切にしたい。そう思った。
いつの間にかワタシはワタシが大好きになってきた。
それは大好きな人の出現とかもあるのだけれど
やりたいことや大好きなモノの集まったこの部屋での生活に
とても満足しているから、という理由もある。
ありふれた毎日を少しでも変化のあるものにしたくて
試行錯誤しながら見つけた今の生活。
その中に大好きな人がいる。
今なら探せると思った。
ワタシが今一番必要としているモノ。
今の状態だから見つけられる気がした。