ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年12月28日(土)
大好きな人から電話がかかってきました。
ワタシはでることはしませんでした。
どういう思いでかけてきたのか、なんでかけたのか
ワタシには意味がわからなくて
声を聞いたら、絶対に今の状態を保っていられないと思ったから
鳴ったままの携帯をそのままポケットにしまった。
着信履歴は4件。1分ごとにかかってきていた。
バイクでお台場に行ったからか、風邪をひきました。
だけど、実家にいるのでたっぷり栄養をとって休養して
この休みにしっかり治さなくちゃ、と思いながらも
朝から母親の「お正月用の買い物ツアー」へ行きました。
名前の知らない野菜や、お花なんかを買って
車いっぱいに買い物をした。
車の中で、ワタシは話す事がいっぱいあって
ずっとしゃべりっぱなしだった。
一人暮らしのせいか、人と会うと必要以上に話してしまって
それはお店の店員さんだったり、電車で知らないおばさんが隣に居て
その人が「今日はいい天気ね」なんて独り言に対しても。
だけど、そんな自分が好きだったりもする。
恭子さんからメールが来た。
お昼前だった。
−教習終わったから暇なので、遊ばない?
家族で煮込みうどんを食べてから久しぶりに恭子さんに会った。
実習中に仲良くなった非常勤の女の子。
年下のワタシを「気を使わなくてもいい人。」と言って
とても可愛がってくれるワタシの大好きな人。
大好きな人とのことでも、いろいろ相談に乗ってもらっていて
逆にワタシも相談を受けたりして
施設の人と実習生の範囲を超えたお付き合いをしている。
ワタシは恭子さんが大好きだ、とすごく思った。
ワタシが落ち込んでいた時も
「ゆりは強くなるって決めたんじゃないの?」と
正直な気持ちをそのまんまぶつけてくれた。
悪いところは悪い、とちゃんと言ってくれた。
恭子さんはワタシのことをとても心配してくれていて
大好きな人と同じ職場、ということもあって
いろいろと話をしてくれた。
だけど、ワタシはもう大好きな人とは戻れないんだっていうことを伝えた。
知らなくてもいいことまで知ってしまったこと、それが今でもやっぱり
ココロの中でチクチクしていて辛いんだけど
恭子さんと一緒にいて話をしていると
そういうことに悩んでいるワタシがとても小さく見えて
「大きくなろう」「がんばろう」「前を向こう」
マイナス思考のワタシをどんどんプラス思考にしてくれる。
実家に帰ってきているときか
ボランティアに行った時にしか会えないから
神奈川にいる今、たくさん会って話をして
いっぱい前向きになって東京に帰ろうと思った。
昔バイトしていたファッションビルの携帯売り場に行くと
小学校の時の友達がいた。
「ゆりちゃん?!」
「みかこー!なにしてんの?!」
「仕事だよ!久しぶりー!」
何十年も会っていなかったのにワタシに気付いてくれた。
とても嬉しかった。
恭子さんと一緒にはしゃいで笑った。
みかこは携帯にスプレーで絵を描いたり
シールを貼ってデザインをする仕事をしていた。
携帯の片面だけで2500円のシール。
出し渋りのワタシにはやってみたくても…という気持ちでいるから
いつも素通りしていた。
みかこがお店に内緒でやってあげるよ、と言ってくれたので
片面だけ、ミニーのシールを貼ってもらう事にした。
ついでにアンテナも。
元々シルバーピンクの携帯だったから
ピンクのミニーのシールはとてもかわいかった。
シールとは思えないほど、綺麗に貼られたそれは
ワタシの気持ちまで一新させてくれるような気がした。
お父さんと蜜柑を食べながらテレビを見た。
おばあちゃんは相変わらず寝るのが早くて
お母さんは年賀状の印刷をがんばっていた。
お姉ちゃんは年末に旦那と帰ってくる。
今度こそ「お兄ちゃん」と呼べたらな。
まだまだ照れる。「兄貴」なんて呼べたら最高だけど。
家族といると嫌なこともどっかへ飛んでいってしまう。
プラスの気持ちをいっぱい吸収して
どれだけワタシは前向きになって東京へ帰れるんだろう。