ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年02月18日(火)
持ち込み可のテストに監督の先生は要らない気がした。
開始から30分ですぐに退室。
「自分のライフプランをA4の白紙の紙を自由につかって書きなさい。」
20歳(今)
21歳 卒業・就職
25歳 結婚
30歳 不慮の事故で死亡
色々書くのがめんどうになってしまって
ワタシのライフプランは30歳で終わった。
A4の紙の上4行だけを使って出来上がってしまったワタシの人生。
文字だとあっけない。
ライフプランを立てたってワタシ、その通りにしようなんて思えない。
決められた道はもう歩き疲れてしまったよ。
テストが終わってタエコと駅まで歩く。
TSUTAYAに寄ったら100円セールで
DVD3本とCD5枚を借りてタエコの家へ行った。
まだみた事ないと言っていた『I'm Sam』を2人でみた。
内容はもうわかっていたけど、また違う感情で観ることが出来た。
ルーシーかわいすぎる!
2人して「かわいい」と絶賛!
あのくりくりっとした目。仕草、全部かわいすぎる。
「あんたいい女優になるよ」言い切れるかもしれない。
テスト中だと言うのに焼肉を食べに行ってビールを一杯飲んだ。
「肉食いたーい!」
タエコのひと言で即決。
歩いて10分の焼き肉やで1人3000円。
お腹いっぱい食べた。
「栄養補給だよねー」
1人暮らしになってから焼き肉は贅沢品になった。
たまには贅沢しよう、なんてことは1ヶ月に1回あればいい方で
お金がないときはマクドナルドに行くのでさえ厳しくなる。
タバコさえ買えれば、とりあえずはいい。
そんな生活にもだいぶ慣れた。
ワタシなりの生活リズムを上手くつかんでいる感じ。
誰にも干渉されない生活はとても楽だけど
「おかえり」と言ってくれる人が居ないのはやっぱりどこか寂しい。
暗い部屋に帰ってきて1人で電気をつけてエアコンのスイッチをつけて
こたつの電源を入れてコートを脱いでテレビをつける。
一通りいつもの作業をし終わってやっとほっとする。
この順番、自然と決まってしまって狂う事がない。
体が自然に覚えてしまったみたい。
「シェアしたいよねー」
トオル君に話し掛けた。
「いいよねぇーシェアって。でも、お前料理作らなそうだよな(笑)」
「共同生活だから料理とかは各自でやるんだよー」
「いい部屋あったらやってみたいよなぁ。家賃安いしね」
ちょっとしたルームシェアブームらしいけど
1人になりたい、でも1人が寂しい時があるワタシに
ルームシェアは可能なのだろうか。
干渉されるのが嫌で、1人で何でもこなすのが好きで
自分の生活リズムをくずすのが大嫌いなこのワタシが。
友達同士ならまぁ、出来るかもしれない。
だけど、ネットで探してシェアするのは出来ない。ワタシの場合。
K君の部屋は2部屋あると聞いた。
そのうち転がり込んでやろうか、とたくらみ中。
月曜日に引っ越し祝いに「部屋を荒しに行こう計画」をたてている。
「トイレットペーパー持参でよろしく」
「学校から持って帰っちゃえば?」
そんなことを言うワタシは常習犯です。
雨が降ってきてフードをかぶって走って帰った。
ホットカーペットの電源を切り忘れていて部屋が生暖かかった。
ワタシ、格好悪いけど、自信持って言えることがある。
ワタシの生活楽しんでるよって。
ワタシだけの楽しみの時間やささやかな幸せ知ってるよって。
情けなくたってかまわない。
それが全てワタシ。本当のワタシ。