ニッキ ゆり 【HOME

My追加

2003年08月24日(日)


のんびりPCの中で遊んでいたら、携帯が鳴った。
「気まずくなかったら家行っていい?」
君はどこまで優しい人なんだ、と再確認。
それと同時に、とても嬉しい気持ちでいっぱいになった。


気まずくならないようにしてくれたのは、君のほうだよ。
独り言をつぶやいて「いいよ。部屋かたづけしておく。」と返信。


バイト後に遊びに来てくれることが、とても嬉しかった。
ワタシなら疲れ果てていて、そんなこと、とてもじゃないけど出来ないから。


「DVD観れるよね?!」
007を一緒に観るために、わざわざうちに来てくれた。
君のうちにはビデオがちゃーんとあるっていうのに。


新しいパソコンにDVDを挿入して、部屋の電気を消して
小さな小さな映画館が出来上がった。
ワタシな画面の前で、いちごのソファーに寄りかかり
「君」は後ろのベッドで横になりながら、一緒に観た。
1時間ぐらいすると、スースーと寝息が聞こえてきて
振り向くと、仰向けになり、眠っていた。

「疲れてるんだね。」そう言っても起きなかったから
ワタシはそのまま007を観続けた。
映画が終わっても起きない。
もう夜中の2時半。


起こしたほうがいいんだろうなぁと思ったけれど
ワタシには、あの空間がとても愛しくて、もっと続けばいいのにと思った。
何度も、何度も振り返り、眠っている顔を眺めた。


無防備な寝顔に胸がギュとなった。
「友達でいよ。」そう言ってくれた「君」は今、ワタシと一緒にいてくれて
おんなじ時間をすごしてる。
とても嬉しい。幸せだった。
片思い、楽しいんだね、そう思えた瞬間だった。


いじわるなワタシはそのまま1時間ぐらい起こさずに
一人、手紙を書いた。



3時ぐらいになり、「明日バイトじゃないの?」と声をかえ起こした。
そのまま帰っていくんだろうと思っていたら
「明日休み・・だから、いい・・」と言いながらまた眠った。


このままワタシも寝てしまったらDVDの延滞料を取られてしまうから
「DVD返しに行ってくるさ」と言い、早足で返しに行った。
戻ってくると、「君」は起きていて、24時間テレビを見ていた。


それからしばらく、テレビを見たり、話をしたり
ワタシはとても満たされた気持ちでいっぱいだった。



苦しい気持ちは、どこかへ飛んでいってしまったよ?
それは君のおかげ。





「君」の中でワタシに対する何か、が変わったんだろうと思った。
居心地がいい、と思ってくれているんだなぁと。
だからワタシは自然に、自然に、自然にしていよう。







涙が友達だったころを思い出した。
側にいることも辛く、何でも疑ってしまうワタシが大嫌いだったころ。
あんなぐちゃぐちゃになる恋愛はもうしたくないな、と思い
斜め前の「君」の背中をずっと眺めていた。



苦しいのは嫌だけど、もう、耐えられないかもしれないけれど
形を変えて苦しさはいつもワタシの側にいる。
だから、今、寂しくなったり切なくなったりするんだろうな。


麻痺してわからなくなっていた「寂しさ」を思い出させてくれた。
それは、ワタシ自身のキラキラの元になる。
苦しさも、悲しさも、全てがワタシのキラキラの元。
そう思った。


ワタシはこれから先、どれだけのキラキラを見つけられるだろう。






ペディキュアを塗りなおし。
ラメの入ったピンク。
つやつやでおいしそう。


ワタシの足元は今、キラキラでいっぱい光ってる。
いつか、ココロの中もキラキラで満たせるようになるんだ。



BACK NEXT 初日から日付順 最新 目次