ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年08月30日(土)
人前で泣けなくなったのは、いつからだったかな、と考えた。
思い出せないってわかっているのに、必死に何かから逃げるように考えた。
夜中、わざわざ映画の時間を教えるためにうちへ来た元ちゃんと
部屋で少し話をした。
なぜかため息が出てしまう。
「どうしたの?」と聞かれても、答える前に「学校かぁ」と言う。
「愚痴りな」と言ってくれる優しさにワタシは甘えたくなかった。
「もう弱音は言わないんだ。」
元ちゃんの前で決断した。
大丈夫。ワタシ、強い子だもん。
うるうる来ても、ぐっと我慢する。絶える。
泣くときは一人で泣く。
ワタシはそうしてきた。
泣き顔は大好きな友達に見せられない。見せたくない。
ワタシが我慢すれば、その場の雰囲気はそのままだから。
それでいいんだ。
納得してる。
ココロに負担があったって、そこだけは変えない。
焼酎を水割りレモンスライス入りで8杯飲んだ。
ジョッキがだんだん重く感じた。時間は朝3時だった。
元ちゃんが「ユリ、最近、恋してる?」なんて言う。
もう忘れたのかな。え?ちょっとまってよ。つい最近だよ?
頭が朦朧とする中で、元ちゃんに気持ちを伝えた日を思い出していた。
どういう思いでそんなことを聞いたのか。
意味があったのか、なかったのか。
意味なんてなかったんだろうけれど
ワタシには、ちょっとチクっとするお話だったことだけは事実。
ワタシ振られたのになぁ。どうしてそこまで優しいんだろう。
やっぱり今でも何度も思うこと。
昔は昔の元ちゃんがいて、昔の元ちゃんがいたから今の元ちゃんがいる。
それは、ワタシにだってそう。
誰にだってそうなんだ。
ワタシはすべてをひっくるめて・・・なんて言えないけれど
今でも一緒にいてくれて、かまってくれる元ちゃんが大好きだ。
変わらない。
伝えたからだろうなぁ。一緒にいても前みたいに苦しくない。
「今」を好きになりたいと思う。
苦手な人に対しても。誰に対しても。
8月のハードワークは気がつけば毎週、土・日出勤だった。
店長からそのお礼に図書券を貰った。
きつーくお叱りを受けたあとに。
チーフに「納得できないんですけど」とぶちまけた後に。
「ありがとうございます」と言う声が少しおかしくなってた。
ここ2日、時間に追われて過ごしていて、とても生きづらい。