ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年09月16日(火)
「ワタシが思っていたのはね、
ついていけばいいかぁ〜って
そんな風に思って卒研やってるんだったら、この班から出て欲しい。
って、そういうこと。」
放課後の教室で、リーダーのトミー他メンバー4人で話し合い。
最初は日曜の車椅子バスケの報告から始まり
アンケート用紙があーだこーだ、先生に聞いてみよう、そんな話から。
だけど、ワタシの中の本題はそれではなかった。
解散になる間際、ついに言った。
それはとても緊張して、声が上ずったりもした。
自分の気持ち、しかも嫌だと思っている気持ちを伝えるのは
想像以上に苦しいことだった。
「言ってくれてありがとう」最初に言ったのはトミーだった。
他の2人は無言だった。
小さなことかもしれない。
でも、グループでやらなくちゃいけないことだ。
どうあがいたって、一人じゃやらせてもらえないことだ。
言ってよかったんだ。
泣けばいい、なんて、そんな考えはもう通用しない年になった。
子供じゃないんだから。
そうやってなだめることも、ワタシはしなかった。
泣けばすべてが上手く行く、なんてことは、もうないのだ。
それは今までのいろんな経験を通じて分かってしまったことだ。
泣き喚いたって、結局はやらなくちゃいけない現実がある。
一瞬の現実逃避なら、ヒトリの時にお願いしたい。
泣きたいのは同じだ。
涙がにじんでくるときだってあった。
分担できることをヒトリでこなすのは、相当の労力が必要なんだ。
伝わったかはわからないけれど
圧迫感はほんの少しなくなった気がした。
ポンチョが今年は流行るそうで。
ボヘミアン好き、アジアンファッション好きなワタシには嬉しい限り。
紫と茶色のポンチョを迷った結果
紫のポンチョをお取り置き。
1週間の期間をちょこっと伸ばしてもらい、25日まで。
楽しみで仕方ない。
「スタイル」しかも「ワタシのスタイル」を確立出来るようになってから
ファッション雑誌を買わなくなった。
立ち読み程度で、もっぱら流し読み。
これってワタシの中でかなりの変化だ。
流行りものを身にまとってワンシーズンだけのために
何万ものお金を洋服にかけるようなことは、出来ない。
次のシーズンも、そのまた次のシーズンも着れるもの。
それがいい。
流行り廃りのないもの。
14年前のコートをいまだにワタシは着ている。
そもそも、そのコートは姉が中学受験するときに買った子供用。
ワタシも中学受験で着た。
タンスの奥から引っ張り出してきたのは高校生の時。
袖がちょっと短いけれど、後は何の問題もなく着れる。
しかも、かわいい。
21歳になった今年の冬もワタシはそのコートを着る気でいます。
「侮るなかれ。
布がよければこんなに長持ちするんだ。」
そのコートを着るたびに母親が言う。
今年は「まだそんなの着てるの?」と言われそうだけれど
14年前の、と言わない限り、気がついた人はいない。
今年の冬はお出かけ用にそのコートを着よう。楽しみ。
チュニックを作ったので、今日はそれを着た。
コットン生地は縫いにくくて大変だったけれど、頑張った。
手作りはやめられない。
世界にひとつしかないオリジナル。
型紙から全部自分で考えて作り上げたものは宝物になった。