【復活!】ダイエットなDIARY
DiaryINDEXpastwill


2004年05月03日(月) 概念




ターボセル?




----------------------


世間はGWである。


留守番のため実家に行ったり、付き合いで出かけたり、姪っ子と遊んだりと、いろいろやっていたが、一昨日部屋へ戻ってきた。



キノコそばなどを作って食いながら、夏のように暑い日は半袖短パンでビールを買いに行ったりと一人暮らしを満喫である。


車を洗車してアクアクリスタルでガラスコーティングをしたり、二校ゲラを校正し返送したり、バイク漕いだりしている。




---------------------


久しぶりにフィクションを読んだ。


殊能将之『ハサミ男』(講談社文庫)。

推理小説である。


一種の叙述トリックであるから、最後の数章は面白かった。



----------------------

推理ものといえば、今日の東京MX-TVでは、TV版『犬上家の一族』をやっていた。


あの、古谷一行の懐かしの金田一耕助シリーズである。


オレでさえ小学生の頃だ。


茶木みやこのエンディング・テーマも懐かしい。



--------------------


時間が地理的概念になった夢をみた。




つっても何のことか分からないだろうが、たとえばこうだ。



過去・現在・未来という時間概念が、地理的あるいは空間的概念に置き換わった世界である。


だから、ある山の坂道を登っていくと、「Near Past」とかの立て札が立っている、つう具合の世界である。


近東near eastは地理的概念で、それと同じように、近過去とでもいうのだろうか。






--------------------



数日前、久しぶりに、家族で母方の実家へ行き、そこの家の裏山でたけのこ掘りをしたからだろうか。



小学生の頃には毎年夏休みを過ごした「おばあちゃんのいえ」である。


祖母はすでに10年ほど前に亡くなっていて、そこの家にもオレはもう何年も行っていなかった。




子供の頃に大きく見えたものがすべて小さくなっていた。



家も、部屋も、庭も、畑も。




子供の頃の記憶と現在という二つの時間と空間が交錯する経験。



だからそんな夢をみたのかもしれない。




-----------------------------


文化人類学の古典である「サピア=ウォーフ仮説」というのがある。



これは言語が人間の思考や感覚にまで影響を及ぼすという考えで、言語相対主義や文化相対主義を導いたものだ。


人間は言語によって思考している。


だから言語によって思考や感覚が規定されてしまう。


ネイティヴ・アメリカンのホピ族の言語には、過去・現在・未来という英語でいう時制がない。


それゆえ異なる時間感覚の世界に住んでいる、というわけである。


この仮説は様々に論議されたが、めんどうなので、それは専門書にゆずる。



-------------------------



GWの残りは、読書三昧にしようと思う。





とに |MAIL【ブログ版】ネット書店

My追加