反転プリーズ。
第十五章=ムカつく…ムカつくよこの女!そしてDaily Prophetの記事。ダンブルドアを弾劾するためにホグワーツにおける教育の問題点をでっちあげます(まあ全部が全部間違ってるとは思わないけど)。…何があろうとルーピン先生を馬鹿にするやつは許さん…!!(私情入り過ぎです) そして敵に回すと怖いハーマイオニー。「私もうこの本全部読みました」と断言し、質問に答えさらにそこに自分の意見まで加えようとする。いやー本当に努力家です。偉い。 ハリー本当に怒りの臨海点低すぎです。怖いよ。それから気になる場所があるんですが。 "It was the first time she had ever said Voldemort's name, and it was this, more than anything else, that calmed Harry." 今までのところ全体に言えるんですが、今回はロンよりもハーマイオニーの方がハリーに対して影響力があるんですね。前作のロンへの傾倒振りが嘘みたい。チョウへの態度も含め、今ハリーは無意識に異性を求めてるんだと思うんです。もちろん、”そういう”意味で。死の影を感じると人は異性を求めるようになります。多分今、辛ければ慰めに友人ではなくて女性を求めるような年齢にハリーはなってきてるんです。 ああ、もちろん彼らの中でDADAのベストティーチャー=ルーピンになってるのは大変嬉しかった。十二章でディーンも同じようなこと言ってたし。彼はマグル出だし、人狼への偏見みたいなものはないんでしょうね。微かにあったとしても、初めて実際に会ったのがルーピンだったことで(後から分かったことだとしても)、それは払拭されたんだと思う。
第十六章=というわけで自主的にDADAを学ぼうということになったのですが(先生はハリーで)、やはりここにもいるチョウ。…本当にくっつける気なのか、ローリング女史…。(イヤだ。それもすっごい嫌だ。) そしていつの間にかジニーに彼氏が!知った時のロンの反応が想像通りでしたね(笑)Michael Cornerもなかなかチャレンジャーだわ、うるさい兄貴陣が軒並み待ってるっていうのに(笑) 何かハーマイオニー恋愛面でもやたらと精神年齢が上がってるんですけど…。夏休み中は隠れ穴にいたのよね?クラムとは会ってないよね?(別に会ってても全然構わないんだけど)未だに連絡をとってるのは発覚しましたが!個人的に凄い嬉しい。クラム好き。あああでもなんかロンの片想いっぽい感じがひしひしと。前巻ではもっとハーマイオニーにも反応があった!
第十七章=Umbridgeに先手を打たれてしまったわけですが、まあヤツらがこんっくらいでへこたれるわけないよな、最早…。 しかしシリウスの字ってなんか綺麗とは言い難いよな…三巻で忍びの地図に現れた文字はやっぱりルーピン先生のが一番きれいだった。ちなみにこの時のワームテールの文字が今のシリウスのと凄い似てると思うんだけど。 シリウスって基本的に反抗したがりのガキだと思うんです。ただ頭もいいし(そういう設定だし)(痛)能力もあるので誤魔化されるところがある。さらに今閉じこもってることでストレスがたまりまくっているので(ハリーのために表立って何か出来ないのが特に辛いんでしょう)もっとずれてきちゃってる。 暖炉の火の中にシリウスのナマ首があるのも相当怖いだろうけど、Umbridgeの手があるのも怖いだろうなあ…。
第十八章=そしてそのシリウスの微かな異常性をちゃんと感じられる分、ハーマイオニーはやっぱりハリーやロンより大人なんですよね。 ハリーのシリウスへの信頼とかの感情って、はっきり言って何の根拠もなんですよ。残念なことだけどハリーはシリウスと丸一日一緒に過ごしたこともなくて、今回の夏には一緒いれたとしてもそれはもう正常なシリウスでなくなってる。ハリーは「両親の親友だった」という幻想に(そこまで言うと言い過ぎかも知れないけど)すがってる。今は周りは敵だらけという(ハリー的な認識としての)状況を理解してくれるのは同じ状況にいるシリウスだけだとも思ってるし。あああ危機的状況です偽親子。
十九章=初試合に緊張しまくるロン。その彼に"Good luck"と頬にキスを送るハーマイオニー。…ロンハー黄色信号点滅ですか?ハーマイオニーは前巻の最後でハリーにキスをして、それが結構話に上りましたけど、私アレは純粋な友情から出る好意だったと思ってます。多分彼女の家庭環境に由来するんだと思うんだけど、彼女は嬉しい時にはハグを、不安な時や悲しい時にはキスを送られてきたんだと思う。それがこの場で出た。ロンの方は何が起こったのか分からないくらい動揺したらしたらしいですが、目の前に迫る試合への緊張感の方が勝ってしまったみたいですね。 どうにしても、明らかに前巻よりもハーマイオニーはそう言う眼でロンを見なくなってる。 しかしウィーズリー兄弟もハリーもマルフォイの思うツボ。今まで何度も言われてるんだからいい加減どうにかしようよ…。
第二十章=ハグリッドって先天的に巨人的な部分、つまり残忍さを持ってるんですよね。彼が優しいのは分かっているけど、自分のルーツを見、またそれに触れることで多少なりとも影響されてしまったんでしょう。マダムマキシマーム(だっけ?)とは仲良くなれたようで。
第二十一章=前に出てきた馬もどきは死を見たことがある人にだけ見えるらしい。つまりハリーはセドリックの死を見ることで変わったわけですね。…あれ?前作の最後に駅まで行く時は何使ったんだっけ…? あああUmbridgeムカつく。なんで悪役は皆スリザリンの味方なんですか!私必ずしもスリザリンの精神を悪いとは思っていないんですが、こういうのはねえ。いくら子供でもねえ。ハーマイオニーって本当にハグリッドのこと好きよね。 そして(私的に)悪夢の瞬間が…ヤドリギの下でのファーストキスなんて出来過ぎだよ…!直接はその場面描かれませんでしたが、何ですか?七巻くらいではもっと凄いこともしちゃうわけですか?とにかくハリーがしたことは全部こっちに筒抜けになるんですね、本当に…。 「こういうことを習っていると、ただ…もしも彼が、セドリックが前もってこれを知っていたら、今も生きていたのかしらって思って…」と泣く彼女は可愛いと思ったし、キスしちゃったハリーの気持ちも分かるんですけど。 セドリックのことを好きだったのに、今はハリーが好きだと思う自分に驚き、怯え、そして罪悪感を感じているチョウ。…可哀想だとは思うけど。 ああ、もちろん彼女を責めるわけじゃないんですけど、それはどこか現実逃避してるところがあるんじゃないかと思うんです。セドリックが好きで、彼は死んだのに独り生きて帰ってきたハリーが本当は憎くて、でもそれは認められないし怖いことだった。元々多少ハリーに好感を持っていたチョウは彼を憎まないために好きになったんじゃないかと思うんです。多分自分でもそれをどこかで気がついていて、それで余計ぐるぐるしちゃってるんでしょうね。 好きだった人の死って、本当に後の人生に影響するんですね…。そういう思いはしたくないなあ。 しかしハリー本人よりもよくハリーの恋愛事情を把握しているハーマイオニー。あああ本当にどうしちゃったんでしょう!こんな子でしたっけ? クラムに凄い長い手紙を書いてたりするし、多分彼に好意を向けられたことで自信がついたんだろうなあ。勉強好きな可愛くない自分でも女の子として大事だと思ってくれる人がいるんだって分かって凄く嬉しかったんだと思う。あからさまに不機嫌になってハリーに愚痴るロンとの温度差が…。
そんな恋愛話で終わるのかと思いきや、ちょっと!ちょっとハリー、なんて夢(夢か?違うらしいがまあいい!)見るのよ!アーサーおじさん大好きなんだから!死なないでしょうね?!
以上。長ッ!
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