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理由 - 2000年11月18日(土)

今日は土曜日だけど、出勤。
会社で座談会があったから。

メンバーは2人。九州で看護士をされている方と北海道で看護士をされている方。
どちらの方もとってもおしゃれ。
そして、紳士的。
でも、話はじめると、とても熱く語ってくれます。
一人の方が言った言葉がありました。

「壁にぶつかると、その行動の意味ではなく、そのしんどさだけに目をむけてしまって、やめてしまう」

これは、看護婦がやる看護研究についての話の内容で出てきた言葉ですが、普段の生活の中でもこういう人、いる。
「何で今やめるの?せっかくここまで来たのに」
そう思っても、本人はなんやかんやと理由をつけてやめたがる。
どれだけ、理由をつけても、やめる行為自体には変わらないんだけど。

本人の話を聞いていると、そういうもっともらしい理由をつけて単に自分を納得させている気がする。
「やめる」というのはちょっとカッコ悪いし、途中で投げ出すようで悔しいから。
だから、もっともらしい理由をつけて「やめる」行為を正当化、というか、周囲も、自分も納得させたがる。
いっそのこと、潔く「しんどいからやめる」そう言ってみても良いと思うんだけど。
それじゃあ周りから反対されるしね。
本人の人生なんだもの。周りに迷惑をかけない程度なら本人の好きなようにやってみても良いと思うんだけどね。

案外、本人にも「理由」は分かってないのかもしれない。

でも、そのお2人は、それぞれ自分の道を究めていて、とてもすごい方。
私なんて、まだまだ迷うことだらけなのに。
(そりゃもちろん向こうの方が約2倍も上だけど)

小学生や中学生の頃に考えていた今の自分の年齢はもう「オトナ」だったのに、まだ、全然「コドモ」。
いつになったら、いろんなことに上手く折り合いをつけて、立ち回っていけるのかなあ。



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