涙モノ - 2000年11月19日(日) 今日は久々に一日だらだらと寝ていた。 寝ながら、広島にいた津田恒美(こんな漢字だったかな)投手の奥様が書かれた「炎のストライク」という本をドラマ化したものの再放送を見た。 泣けるドラマも、映画も、本も好き。 この年齢になって、なかなか自分のことで泣ける事がなくなってきた。 失恋しても、仕事を失敗して落ち込んでも、なかなか泣けない。 自分に関しての感情のコントロールをずっとやってきたから。感情を隠すのが、すごく上手くなっちゃったからかもしれない。 自分のことに関して、悲しくても、涙が出ない。 でも、泣けるドラマや映画何かを見ると、すぐに泣いちゃう。 その状況に、泣けなかった自分の状況を重ねて、泣いてるのかもしれない。 津田投手のことをはっきりと覚えてるわけではないけれど、脳腫瘍だったということは、全然知らなかった。 「病気」で亡くなる人に関するものや闘病ものが、話題になったり、ベストセラーになったりするのは、もちろんその人自身の生き方や、知名度なんかもあるけれど、「病気」ということに対して一般的に不可抗力で、同情を誘うイメージがあるからのような気がする。一種の「免罪符」的な働きをしている感じ。 でも、同じ病気でも、敬遠されるものもあるけれど。 「病気」=「涙もの」というイメージが強くて、「そうじゃないんだよ」といことを伝えようとしているものもあるけれど、それすらも、「すごいね」ということになってしまう。 「障害」や「病気」をきっかけとして、世間的に有名になった人もいて、そういう人たちの何人かが、当初言っていた夢とは違った生き方をしている。 たまに、そういう人を見ると、「言っていたあの夢はどうなったんだろう?」って思うけれど、まあそれもその人たちの人生だし。 津田投手のドラマは、岸谷五郎も、石黒賢も良かったけれど、石田ひかりはどーも・・・。下手ではないんだけれどね。 -
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