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トゲ - 2001年01月12日(金) 今日は、取材のはずだったけれど、上の人から連絡を受けていたのに、現場は15日だと思っていたということで、延期になった。 うーん。こういうことって、あるんだなあ。 でも、一時間ほど、病院内を案内してもらった。きれいな病院だった。去年の9月に開院したばかりなんだから、当たり前なんだけど。 最近建て直しや改装をしている病院は多い。 システムや、体制がどんどん欧米化していくなかで、旧式の病院の構造では物理的にも難しいということと、もちろん建ってから年月がたち、建物自体が古くなってきたということがあるのだろうけれど。 すごく便利なシステムが導入される一方、それを使うスタッフ数が足りなかったり、分業化して、自分以外の人がしている仕事がわからなくなっていたり、縦割りはしているけれど、横のつながりがなかったり。 何事にも、プラスマイナスなんだと感じる。 あれだけ規模が大きくなってしまうと、すべて満足のいくものというのは、どだい無理な話なのかもしれない。 で、夜は会社の先輩2人の送別会。1人は部署は違うけれど。 楽しい、送別会だったと思う。全部で約50人ほどが集まった、社員の約半分が集まった計算になる。 すごいな。 もっと話をしてみたい人もいたけれど。なんせ、近寄りたくない人もいるもので(笑)。 楽しかった。鍋もおいしかったし。 送別会の時、後輩の手相がみれる子に手相をみてもらった。 恋愛運は「最初私がいいなと思った人が、次にその人からアプローチがある」のだそう。 ついつい、あの子を思い出してしまった。 そんなわけはないのに。 もうありえるはずがない。 じゃあ、あの子じゃなければ、私はまた恋をするということ。 誰かを、好きになるということ。 今度は、ゆっくり、好きになろう。反動が大きくならないように。 今日帰ってからメールを見たら、あの子からメールが来てた。 新年会の時の写真のお礼。 あの子が写っている写真を送るとき、他の子には実は手紙をつけた。 けれど、あのこにはつけなかった。つけられなかった。何を書けばいいのかわからなかったから。 何を書いても、何となくうそくさい気がしたから。 最近(といってもここ2,3日だけど)前よりも、落ち着いたと思う。 思い出すけれど、それでも、思い出してどうしようもない思いと虚無的な思いとが混ざった、なんともいえない後味の悪い思いは、なくなった訳ではないけれど、薄くなった。 でも、メールを見たとき、なんとなく、心が痛かった。 それは、一瞬だったけれど。 抜けない刺は、放っておいたらどうなるんだろう? 小さな刺は、血管を通って、いつか心臓に到達するのかもしれない。 そして、いつか私の心臓を止めるのだろう。 「あの子への想い」という心臓を。 -
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