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本に囲まれるということ - 2001年03月06日(火) 今日は午前中は図書館へ。 昨日の青焼きで見つけたどうしても気になるところを調べたくて、府立の中央図書館へ。 おかげで、いつもよりもたくさん眠れました(笑)。 図書館は、好き。 書店も、古本屋も、「本」を置いてある場所は、好き。 図書館に行くと、本たちに「読んで」っていわれている気がする。 どれもこれもが、面白そうに見えて、私が図書館に行くといつも借りすぎてしまう。 それは、小さい頃近所に来た移動図書館のときと変わらない。 本当は月に二度ほど移動図書館が来るのだけれど、小さい私には「間隔」と言う概念がなくて、どれもこれも面白そうに見えていつも借りられる本のぎりぎりの冊数を借りてしまう。そして、そのすべてを、次の移動図書館が来る日までに読み切ってしまう。 小さい頃の私は、好奇心の固まりだったんだろうなあ。 もちろん、今でも人よりは好奇心は強いけれど。 本に囲まれている私は、多分とても幸せそうだと思う。 たとえそれが普段は自分の興味のない分野であったとしても。 本棚に、並べられている本の背表紙に書かれてあるタイトルを一つずつ確認する。 この時、どのタイトルも面白そうに見える。 だから、私が借りる本を選ぶのはとても時間がかかる。 無性に、本が読みたくなるときがある。 それは、ココロがとても敏感になっているとき。 そういう時、私は人にはあまり会いたくなくなる。人に会う時間を、本と向き合う時間に割きたくなる。 本は、結局「人」が書いた言葉の集まりなのに、自分が疲れているとき、私は「人」ではなくその結果としての「本」に会いたくなる。 きっとそれは、「人」からたくさん傷付けられでも、それでも嫌いになれない私の心理状態なんだと思う。 だからこそ、この仕事を選んだのだと思う。 大好きで、大嫌いな「人」。 「人」の面白さについて、最近ようやく私は見え出した気がする。 たくさん、人に会おう。 たくさん、傷つこう。 そして、たくさん、笑えるようになろう。 -
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