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カゴメカゴメ - 2001年05月10日(木)

夢を見ていました。
目覚める直前まで。

場所は、どこかの病院。
病院といっても、今のような、鉄筋コンクリートではなくて、薄暗い、昔の木造校舎ような建物。
私はお見舞いにきていました。
あの子の。

あの子が何の病気なのか、分からないけれど、とにかく私は「お見舞い」にきていました。
あの子は、ベットではなくて、これまた昔の小学校の時の気の机に座っていました。
「元気そうだね」とか何とか会話をしていたのを、覚えています。

夢の中の私は、もう終わったことを認識している私でした。
あの子は、新年会の時に会ったままのあの子でした。
私と会うときにいつもそうだったように、めがねをかけていました。
夢の中なのに、顔を見ると「やっぱり好きだなあ」と思った。
夢の中の私は、まだやっぱりあの子が好きで、「好きだ」と口にしたのかは分からないけれど、現実と同じように振られた気がする(笑)。

目覚ましが鳴って、目が覚めたとき、残っていたのは、あの子の顔の幻影と、そして、切ない気持ち。
思わず、苦笑してしまいました。

もしまた逢うことが逢ったなら、この夢の中の私のように、現実の私も「やっぱり好きだなあ」と思ってしまうのでしょう。

元同期に、夢の話をメールで送ったら、こんな文が帰ってきました。

君は決してばかじゃないから、はっきりと言い渡された結果にぐちぐちと不平を漏らすことはしない。
じゃあ、君をもやもやとさせるもの、君を悩ませるものは何か?
それは、「君の気持ちを然るべき所に落ち着かせてくれない今の状況」だ。
君ははたして、「自分は彼に『君のことは恋愛対象として捉えることはできないん
だ』という、そうとしか捉えることのできない明確な、否応無しの宣告を受け、それ以後も彼からその宣告に則した対応を受けている」と感じているだろうか?そう感じることができないから、君の、彼への思いや期待はいつまでも消えない。「あきらめて次へ」という気持ちに落ち着くこともできない。
「案の定の結果」かも知れない。でも、面と向かって「はっきりとした結果」を彼からもらってみたらどうだい?

そのとおりだと思う。
前にも書いたけれど、面と向かって言われていないことが、私にとっての「ネック」になっているのだと思う。
メールでの答えはもらった。
それでもう、十分じゃないかと思う自分もいる。
それが本当の答えだったのだろうかと疑う自分もいる。

元同期は、さらにこう言ってくれている。

あえて今「動く」には君は疲れすぎているのだろう。しかしその先には、透き通る青い空が待っていると信じようじゃないか。
君は自分の気持ちを酷使しすぎているよ。過剰に労働させすぎているよ。早く然るべき所に落ち着かせてあげて、休息を与えてあげな。

そう、彼が言うように、私は今「動く」には疲れ過ぎている。
もう一度、あの子に「好きだ」というためのエネルギーは、今はない。
2年前の、初めてあの子に言う前の臆病な私になっている。

あの子に言ったのは、「ひょっとしたら」という期待がまだあったのだと思う。
でも、いまはそれはない。
理由は、年末のメール。
なのに、まだいろいろ考えるのも、終わりがメールだったから。

堂々巡りになって、結局私はまだ動けない。

「後ろの正面だあれ?」

分かっていても、私は答えられない。




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