TALES OF ROSES

2005年01月04日(火) 銀座ラプソデイ、その1

東京の街は、名画座の場所を基準にして 覚えていった。
私は18だった。
創刊まもない「ぴあ」を片手に、あちこちを歩いた。


ビデオもDVDもなかった時代、過去の名作は 東京の名画座に
見に行くしかなかった。

銀座は並木座、池袋は文芸座、渋谷は全線座、
そのどれもが、今は 存在しない。

銀座並木座では 黒沢映画を たくさん上映していた。

「どですかでん」「隠し砦の三悪人」「素晴らしき日曜日」
「生きる」「七人の侍」「羅生門」「静かなる決闘」・・・
溝口健二の「西鶴一代女」
鈴木清順の「けんかえれじい」も見た。

この間、FM番組で イラストレーター和田誠さんの話を聞いた。

黒沢 明監督が
晩年間際に こうおっしゃったそうだ。

「和田君、ボクはね この年になって やっと映画というものがわかってきたんだよ!

 今なら最高の映画が作れる、

 だけど、もう身体がいうことをきかないんだ。」




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