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ドッカン日記
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2002年02月08日(金)
悩んでいいのさ

今日は連弾を合わせる人に前日と二連打で遅刻をされてムッときてしまいました。
私は朝ご飯も食べずに走ってきたのになあ。
大阪と兵庫の温度差が辛くて、ただ今腹痛ヘビー級…。

大阪駅周辺…近くにある阪急の上から見ると、汚いです。
ビルが乱立し色は灰色、工事中のクレーン車だらけ。
先進国って産業革命って都会化ってなに?
そんな中で至って普通に暮らす私達は何を癒しとしていけばいいのかなあ。
お正月の頃とか、台風の後の晴れ渡った真っ青な空を見ると曇った気分も晴れてくる。
そう言えば空はこんなに青かったのか、なんて思い出すけど
普段はボンヤリとモザイクがかかっているようで見向きもしないなあ。
夕日の美しさや入道雲の白さに驚いていた私達はどうして大人になるのだろう。
それ以前に、"最近の子供"と言われている子供はそういうものに気づく?
先ず親が気づかない…って、椎名誠さんが言ってたような。

昨日はピアノの先生のお見舞いに、年が明けて初めて行きました。
来る度に元気になってる先生は、確かに自分で話す事は殆ど辛いのだけど
リハビリも厳しく、生きようとしている。
うちの母の事を娘のように思って、もしかしたら私の事も孫のように思ってくれてるのかも…
なんて思ったのは、そんな状態になってこちらがお会いするのを躊躇った時に
すごく嬉しそうな顔で迎えてくれたから。
(あまり親しくなければ、そんな自分を見られるのが嫌な人もいるだろうから)
でも、私は先生に会いたい反面、正直会いたくない気持ちがある。
元気で厳しかった先生の影が自分の中で薄れていくのは辛いですね。
でもやっぱり、お会いすると嬉しいです。これは矛盾かな。

どうでもいいけど、看護婦さんとか(そこはリハビリ専門の施設だけど)
特に先生は惚けている訳でなく寧ろかなりしっかりしてるのに、
その中で特に若い人が、幼い言葉を使って接する人が多いのに驚いた。
確かに先生は、自分の考えてる事や人の話はしっかり判るけど、
自分が言ってる事と思っている事が違う時があるから言語のリハビリが必要なんだって。
…それでリハビリがいるなら私なんてかなり重度な気がするが…。
小さい子に対しても所謂"幼稚言葉"は失礼だと思うのだが(一顧の人格として尊重すれば)
ましてやご老体とは、自分とは経験からして厚みが違う尊敬すべき人の筈。
悪気はないんだろうけど…違うんじゃないかな、接し方。
子供にも大人にも老人にも等しく「〜なんッスけどね〜」なんて話してる私も問題だろうけど;

 迷っていいのさ 人間だから
 弱いあなたは 人間らしい

ああ、うん。

いつも帰り際に左手で握手します。
言葉が拙いだろうと解っていらっしゃる分なによりも手で語ってくれます。
私達の前では「もうダメよ〜」なんて仰るからちょっと腹が立って
「いや、先生は次会う時もっと元気になってるで!絶対」
と言ってやりました。(笑)