2001年07月29日(日) |
恐い夢(またオチなし) |
今日は久しぶりに恐い夢を見ました。
わたしが見る恐い夢というのはパターンがだいたい分れていて、
1.追いかけられる夢(おばけとかUFOとか) 足がすくんで、恐くて声も出ない状態になります。
2.永遠の夢 死んだりして、ある場所に100年とかいなくちゃいけない夢。 (永遠ってやっぱり罰だよね)
3.落ちる夢 停止装置の壊れたエレベーターがたいてい。ずっと落ちつづける。
4.一人で動かないものが動く夢 ドアだとか。
だいたい冷や汗びっしょりかいて、目が覚めるのがパターンでした。 んで、恐くて眠れない(^-^;;) 今はあんまり見なくなったなぁ…。見ても起きなくなった。
今日見たのは複合パターン。 結構はっきり覚えてるので聞いてくれます? ラストまで見てないので、尻きれトンボですが、それでもよければどぞ。
えと、わたしは何かの施設のトイレの中にいました。 入り口があって、そこの中に個室がたくさんあるやつね。 で、トイレの出口から出ようとすると、自然に扉が開くんですよ。 誰もいないのに。
めっちゃ恐くって、「恐いよ〜」と言いながら弟の元に走りよりました。 でも、自動的に扉が開くというのがポイントだったらしいんですね。 ある一定の感覚がないとそういう風にはならなかったらしくって、それを見張ってた、背の高い男の人に声を掛けられます。
「中にいる子から、書類をもらってきてくれませんか」
…トイレの中には人なんていませんでした。 見える限りは。 個室も空いてました。
「すいません、出来ません」
わたしは逃げ出します。 「もらってきてあげればいいのに」 弟がのんびり言います。
冗談じゃありません。恐いです。 弟をひっぱって、転がるようにして建物を出ます。 その男の、冷めた視線がいつまでも付き刺さってくるのがわかります。
ようやく見慣れた道まで戻ってこれて安心していると、すごい早歩きでちいちゃな男の子がこっちに向かってやってくるのがわかりました。 …3歳くらいの男の子。 その子が、大人の歩調をあさっり追いぬいて、まっすぐ一直線に向かってくるんです。 ”あの子”だということがすぐにわかりました。
「紙をもらってきてよぅ」
その男の子が足にまとわりついてそう言って来ます。 その時、「紙」が死亡通知(…そんなのあるのか知りません。多分病院からもらう診断書みたいなイメージだったと思われます)であって、その紙が存在しないことが直感できました。
あの背の高い人も、お化け仲間だったんでしょう。 その「紙」があれば、死んだという事実が認識されて、どこかに行けると思っているらしかったのです。 今もここにいるのは、なにか歪んだ妄執にしがみついているためだということに気が付かないで。 その「紙」にすがって。
…この男の子は、どうやって死亡したんでしょう。 頭の後ろは傷でいっぱいで、首や手足は切断された後があります。 はだけた上着から、背中におへそがあることが見えました。胴体が前後逆になっているようでした。 どう考えても通常じゃないことがわかります。
おそらくは、両親が手にかけたんでしょう。 この子が納得できる手段なんて、わたしは何も持たないのです。 …どうしようも出来ません。
「紙をもらってきてよぅ」
困り果てていると、その子をなでていた弟の手が、頭の後ろの傷に触れてしまいました。 それを非常に痛がって、ものすごい勢いで逃げて行きます。 でも、すぐに戻ってきました。
それは予測していたことでした。 …この子は、紙を取り戻すまでは、ぜったい付きまとうのをやめないだろう。 それにすがるしかないんですから。 そんな日は来やしないのに。 終わりがないという恐怖に、目の前が真っ暗になります。
その闇に落ちる前に、今度はどうやってか、彼は小学生高学年くらいの女の子の姿でやってきました。 バトントワラーが持っているような、両端に鋲のついた金属の棒を持っています。
「紙をもらってきてよぅ」
「出来ないんだよ。ごめんね」と言うと、その棒で弟を殴打し始めました。 子供特有の、遠慮のない強さで。 止めようとしても、人としてのストッパーも外れているのか、ものすごい力です。 弟が壊される。 どうしよう、というところで目が覚めました。
わたしが恐いと思う夢のパターンが3つも入ってるなぁ。 ひとりでに開く扉。 追いかけられること。 解放されることがないという恐怖。
その子の顔。 結構はっきりと覚えてます。 恐いです。
…夜なんて嫌い。
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