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2001年06月03日(日) サッカーとケツの穴


 1日中、誰(猫以外)と話しをしない日がある。
 あまり気にもしないし、改めて思い起こすぐらいである。

 ところが、そんなあたしでも
 ムショウに誰かと話しがしたくなる時もある。

 もちろん、ナニについてダレと話しをしなくちゃいけない
 などと、決まりきったものでもなく
 だたなんとなく、人恋しいのである。

 近所の茶店に行って、ママと世間話をすれば良いが
 どうやらそんなふうに思い立つのは、店も閉まった夜が多い。

 急に電話魔になる。
 そこで、留守番電話の単調な姉ぃちゃんの声以外なら
 この欲求は収まるのだが
 普段の行いの良さか、思い立った時に限って
 (ホント高確率で)単調姉ぃちゃんである。
 急用でもないので、そのまま電話を切る。

 チェッ!
 舌打ちして、TVを観る。

 サッカーには、まるで興味が無い。
 と、言うよりもルールすら知らないに等しい。
 それでも芸能人が出てきて意味不明は言葉を聞くよりも
 観戦で熱くなっている人の声援の方がましである。

 そして、今日初めて気がついた。
 ゴール寸前での遣り取りには、
 まったくサッカーファンでないのに
 観てしまうもんだと。

 ボクシングもK-1も大好きだけど
 あんな風に一瞬の動きの度に、息を止めるような見方はしない。

 そうです。
 どうやら、あたしはサッカーのゴール近くのプレイを観ると
 ケツの穴が閉まるらしい。

 茹でた枝豆と麦茶でTVの前に陣取って見入っていると
 電話の呼び出し音が。

 「ごめんなさい」とだけ言葉にして。
 電話口にも出ずに携帯の電源を切った。




 サッカーも終わり、他に観る番組も無く
 猫と二人で転がってると、急に静か過ぎて
 思い立ったようにまた、携帯の電源を入れた。



香月七虹 |HomePage