+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2001年07月04日(水) 華奢な肩を抱いてみたい

 諦めではないが、あたしはそのことに関して頭の隅にありながらも怠惰な方法へ無理に軌道修正し現在に至る。改めて、こう文字にするとえらく自己満足で自信過剰に見えやしないか。例えば、そのこととは早起きや禁煙だったり、ダイエットだったりと。今の生活と言ったら、なんだか全てが健康へ通ずる道をことごとく厭がっているようである。いや実際、医者からはそう見られるのであろう。
 今日も、「こともあろうにこのあたしが、ダイエットなる世間の若いオナゴがするようなイカガワシイことを出来るわけがなかろう」と、医者に言ったら、声をあげて笑われた後に呆れられてしまった。
 世間の華奢=美意識と言うか、世の女性のダイエットに向ける関心とは違うところにありながら、結局はあたしも女なわけで、そりゃ太いよりはある程度の許容範囲の方が良かろうとは思う。今さらデブで美人を目指したところでどちらも欠けてたら、男性どころか貴方さえも、慌てて泣きながら逃げるかも知れないしな。
 ここを読んで下さってる一部の方は、実物をご覧になったことがおありだろう。そこで間違った意見として、それ程じゃないなんてことを言うもんなら、たぶんその時は、引き合いにだされる「それ程」ものが妙にデカイものと比べてであろう。例えはここで敢えて出さないぞ(出すと、涙でこれ以上書けなくなるし)ここまで書くと汗をダラダラ流しながら、妙な息遣いで生息していると思われるかもしれないが、まぁ多かれ少なかれその系統であることは否めない。

 昨日、巡回先のサイトを開いたところ公開ダイエットなるものが催されていた。季節ガラ、遊園地でお化け屋敷が盛んになるように、雑誌にもダイエット記事が目白押しである。そして、サイトにもとうとうその波がやってきたのか。ここはひとつあたしも、巷のウェーブに乗るか!なんて可愛らしいものでなく、マジで医者に究極の選択を迫られた。本来なら両方を完璧にこなして欲しいのだそうだが、いきなりは無理だろうからどちらか初めてみませんか?と。それは、節煙(禁煙)かダイエット。日頃より薬に厄介になってるあたしは、これ以上薬に頼る前になんとかしなければ!なのである。

 ここを読んでくださってる女性の方から、生理不順の為にどうも体型が落ち着かないとメールを貰って、同じ症状の人が他にも居るんだなと、妙な安心感を持ったことがある。医者じゃないんで、それに対するアドバイスは出来なかったけど。

 婦人科で診てくれる先生は男性の先生が多く、女医であったとしても本人は至って健康なのでキッパリと言い切ってくれる。 まこともって正論を、ごく普通の対応で(あたりまえのことだが)。そんなことに少し反発しても仕方無いのにね。

 夜になって、男友達にこのことを話し、それとなく好みを聞き出す。「痩せた女が好きってわけでもないけど」なんだか語尾がゴニョゴニョと。まだ、なにか付け足されるだろうと、言葉を待っていると「しっかし、アレだよなー。先生も怖いもん知らずだよなー。」と。怒らないからと先に言って、答えを待ってたくせに次から次へと出てくる答えに、下ろした片手はぐーになって震えていた。
 少数意見だが、やっぱり医療とはかけ離れた男友達も間違いなく、先生達と同意見なのね。そこにプラス好みが入ったかたちで。

 「あなただって、もう少し長生きしたいでしょ?」と、循環器系と婦人科で同じことを言われたら、そりゃもう頭の片隅ではすまないのかもしれない。そう思った日。



香月七虹 |HomePage