+女 MEIKI 息+
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数年前までは、新色が出たと言えば飛びつき、使い切らないうちに次々と違うメーカーの色物を揃えていたのに、いったん買うことを止めると、それまで買っていた金額がばかにならないことに気付き、勿体無いとモノグサが手伝って、身だしなみを放棄したかのように、化粧をあまりしなくなった。 昨日、近くのスーパーで季節バーゲンをしていた。通常価格より20%オフ、しかも会員カード提出で35%の割引になる。 たまには奮発して買ってみようかな。 辺りの春めいたことに誘発されてか、ついつい無駄使いをしてしまった。
春の新色とありがちなキャッチフレーズならきっとそこまで踏み切れなかったはず。
今回、清水の舞台をしてしまったのは、MAXF*CT*Rの口紅。どこがそんなに魅力を感じたのかというと、木工用の塗装のような1液、2液と重ねるということ。重ねて初めてその落ちない口紅に変化するさまは、どうも興味をそそられる。
塗りがベッタリと付く、CHA*ELの毒々しい色も好きだけど、匂いが妙だ、というか臭い。 Y*Lは発色がとても綺麗だけど、食事もしないのによく色オチする。気が付けば剥げてるし、塗りたては歯に付くしで厭だ。 shu uemur* は、粉っぽい感じがする。 と、こんなことを挙げてたらきりないのだけど。
今回、惹かれたその口紅は、朝つけたら一日中塗りなおす手間が省けるということと、なによりクリア コートをつけるという二度手間(これが木工用塗装を思わせた) ああ、妙チクリンな化学変化が唇の上で行われてるんだわ。と、いう単純な想像でつい購入。
どこへも出かけないのに、試しにつけてみた。 カラー リクィッド ベースを付けた後、それが乾くまで1分ぐらい待ってからクリア コートを付けるのだけど、どうりで、二度目のモイスト クリア コートが必要なのか理由が分かった。 1分も待たない間に、唇がゴワゴワのペカペカになってしまう。塗りたてはさほどではないにしろ、乾くにつれてクレヨンを塗ったよう。その後に油を塗って、やっと融合されるって感じ。 はあ、これなら多少の食事でも落ちないだろうよ。
口紅の大半は、食事とともに食べて消費しているんだろうなあ。
喫茶店の珈琲カップや、水を飲んだ時のカップの淵に口紅が付いているのを見ると、凄い綺麗な女の人でも毒々しい感じがする。なんだか退廃的なイメージすら感じたり。(そんなことを思うのはわたしだけかな?)
外出した時に、食事はしなくとも煙草は欠かさない。だから、同じようにフィルターに紅がついてないか少し気になったりする。だったら化粧はしなければとも思うけど、やっぱり目上の人と会う時や仕事では、少しだけしなければならない時もある。
化粧が自分のためでなく、誰かのためであっても、やっぱり楽しい方が良い。
いつだったか、シャワーを頭から浴びてサッパリしたところで紅だけさして挑んだこともあったなあ。
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