+女 MEIKI 息+
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今回の風邪は、熱は多少出たけれど声にきました。扁桃腺が腫れるでもなく鼻水がヒドイわけでもなく、声のみに。久しぶりの変声期再来。その声もやっと出るようになったことが嬉しくて、調子づいて電話かけまくり。 はい、もちろんオカマ声だと自負しております。だからって、そんな想像以上に喜ばなくたって良いじゃないの。 自分の声って、端から聞く声とは違って聞こえますよね。たまにメモ代わりに外から自宅の留守電に入れた自分の声を聞いてウンザリしたり、子どもの頃にテープレコーダーに吹き込んだ自分の声が変なのを「なんじゃこりゃ?」と、機械のせいにしてみたり。 今回も、一応はオカマ風味な声だとは思っていたのですよ、自分でも。ところが、揃いも揃って「オカマ〜ッ!」と言って下さいましたさ。(ちなみに、誰一人として「大丈夫?」などと心配の言葉を言ってくださった方が…。あ、言ったのかもしれないけれど、それをかき消すほどの笑い声)楽しんでいただけて本望です。ですが、これも揃いも揃ってみなさん、音声ファイルを作成しろとおっしゃる。 何にも他にはコンテンツのないこのサイト内で、そのファイルを貼り付け「よ゛ぉごぞ、な゛な゛ご の゛ぼーむべーじべ」を期待してらっしゃる。ネタのためなら、この身を切り売りしろとおっしゃる。あうあう。 と、前フリが長くなりましたが、夫々の電話を済ませた後に探したんです、音声マイク。ところが、普段から使用してないのでホコリを被らないようちゃんとビニールで包装してたにも関わらず、コードとスタンド部分の接続個所が、我が家のワガママな王子(幼少時と思われる)の、噛み跡が付いておりました。むろん、コードは微かな接続を残すだけでブラーンと。 もしかしたらファイル貼り付けがあるかもしれないと期待された方々、今回こそは?とここを開かれた方、期待外しでした。やっぱり、わたしには出来ません。この身を削ってまでのネタ晒しはわたしには出来ません。ああ、ごめんなさい。 そこで「ちっ」と舌打ちしましたね?ね? 残念がりましたね?ね?
一番、残念に思ったのは、このわたしです。
雷の音が嫌いよと言ったら、貴方はわたしの腕をいきなり引き寄せ、身長の違いからまるで覆い被さるかのように抱き込んでいた。力強く押し付けられた唇に応えようと、わたしも貪るふりをして薄く歯を開き、お互いの吐息をそっと交換した。 夏にはまだ早いこの時期には、夕立に濡れればすぐにでも躯は冷えてくる。少しずつ冷たくなった貴方の指は、ひとつひとつを確かめるように、わたしの制服のベストとワイシャツのボタンを外し、そして指を滑り込ませてきた。 「雷の音、ほらもう気にならないだろう?」
学生の頃、こんなことを言ったヤツ。あんたもたまには雷が鳴ると思い出したりするのだろうか?
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