彼女と知り合ってから約4ヶ月。 僕はようやくその不思議な関係を理解した。 自分がすべきことは、ただ彼女のそばに居ることだけなんだと分かった。 逆に、彼女を失わずに留めるには そうするしかないのだという事も知ったけど それはあまり考えないようにしていた。
彼女はと言うと、 僕の軽はずみな行為などなかったかのように それまで通りに僕の部屋を訪れた。 もう来ないんじゃないかと少し不安だったけど 取り越し苦労だったようだ。 それどころか、それまで以上に一緒に過ごす時間が増えた。 もしかしたら、この間の事は彼女にいい影響を与えたのかもしれない。 とさえ思った。 ともあれ僕は、その生活に満足していたから、とても幸せだった。 ずっと続けばいいと思っていた。 ずっとは無理でも、しばらくは続くだろうとも。 それ以上はなにも考えないことにしていた。 なにも望まないことにしていた。 そう決めたから。
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