short story


2002年09月08日(日)


「風景にいる」


流れは止め処なく
そこにいる者達とも
昨日すれちがった。
今、共に進んではいるけれど
あなたのことも
行き先も
何も知らない。

きっと僕らのどちらかが
先に姿を消して
それきり
この街で生きてゆくのだろう。

風景のように。


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日記才人