「風景にいる」
流れは止め処なくそこにいる者達とも昨日すれちがった。今、共に進んではいるけれどあなたのことも行き先も何も知らない。きっと僕らのどちらかが先に姿を消してそれきりこの街で生きてゆくのだろう。風景のように。