short story


2003年01月20日(月)


「窓辺」


風吹く窓に
軽い足音。
背後に伸びるのは
穏やかな熱線。

一枚の絵に納めるべきは
ただひとつの真実より
僕とあの人との
あんなことやこんなこと。

いつだって前言撤回しながら
言葉と裏腹な口笛で
風の中に紛れ込むんだ。

今日は日が沈むまで
こうしていよう。



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日記才人