2002年10月07日(月) |
史上最大の落語その2 |
5日夜の部(18時〜) 落語 柳家三三(さんざ)古典 落語 春風亭小朝 新作 落語 柳家喬太郎 新作 落語 三遊亭歌武蔵(うたむさし) 新作 太神楽曲芸 翁家 和楽・小楽・和助 落語 三遊亭白鳥 新作 落語 柳家はん治 新作(桂三枝作・モーツアルト)
お仲入り(休憩のことらしい)
鈴本特別講演企画/柳家花緑新作落語1時間10分奮闘公演! 平田オリザ作『史上最大の落語』 柳家花緑
こんなプログラムでした。豪華ですよね〜! 落語はお一人約15分。休憩は20分。しかし前半やや押していて、花緑さんが終わった時はほぼ21時半でした。 三三さんの古典は、聞いたことがなかったモノで、内容はなんとなく(情けない)覚えているのですが、タイトルがよくわかりませんでした・・・。 落語って、何をしゃべるか、当日何をやるか、一切決めていないものなのだということを先月花緑さんからお聞きしていました。その日のお客さんの反応や雰囲気などを感じ取って、何をやろうか決めるのだそうです。だから、きょうはこれにしようかな〜なんて古典を考えていても、前の噺家さんがそれをやってしまうことだってあるのだそうです。花緑さんは、常に200くらいはすぐできるのだそうです。みなさんもきっと同じだとは思いますが。 だから、この日新作がほとんどだったのは、偶然のようです。 わたしは古典と半々くらいを期待していたのでちょっと残念でしたが、でもまあ新作もみなさんなかなか面白かったので、古典はきっとそのうち聴けるだろうということで納得しました(笑) 小朝さんが2番目にいらっしゃったのは、これは予定外です。 本当は曲芸前の4番目の予定でいらっしゃいました。なんでもギックリ腰と足首の捻挫を同時にされてしまい着物を着て座れないのだそうです。それで、スーツで立ちで落語をきかせて下さったのですが、この小朝さん、さすがでした。とっても面白かったです。でも、内容がかなりブラック入りでした(苦笑)でも場内は絶えず爆笑。やはり巧かったです。風格がありました。 歌武蔵さんは、もと関取!まさにそのものでした(笑) こちらの内容もかなりブラックでしたが(相撲の世界のお話で関取はみんな馬鹿だとか誰がケチだとか誰が博学だとか・汗)テンポがよくてわかりやすかったので、どこか無愛想というかぶっきらぼうな話し方がちょっとひっかかりつつもかなり笑ってしまいました。 わたしが意外と気に入ったのが、喬太郎さんでした。きょんきょんと呼んでくれなんておっしゃっていましたが、ちょっと気持ち悪いのです(大汗)でも、話はとても面白かったし、身振り手振りと変なお顔が妙に印象に残りました(苦笑) タコやイカやクラゲの真似も、遠足の時の子供と先生とガイドさんの真似も凄く面白かったです。それにしても、自信や風格みたいなものは微塵も感じられないかたでした。あれもまた個性。売りなのでしょうか・・・・・。 あまり好きではなかったのが、白鳥さんの外国人も日本で必死で頑張っているのだというお話。内容があまり好きになれませんでした・・・。でも、面白くなかったわけではないのでそこそこ笑いましたが。出囃子が「白鳥の湖」だったのには驚きました。 はん治さんは、三枝師匠のモーツアルトというのをやって下さったのですが、これはやはりなかなか面白い内容でした。ただ、はん治さんももうご年配のかたで、きっと相当お上手なのだと思うのですが、なんとなくどこか物足りなさを感じてしまいました。違うかたで聴いたら、またうんと違ったものになるのではないかしらと凄く思うネタでした。そうは言っても、やっぱり所々大爆笑致しましたが・・・。 ということで、やっと次は花緑さんのお話・・・(笑) でもまたあしたにします。。
|