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夢散歩

2002年10月13日(日) 新・明暗がらみ

新・明暗とは、漱石の「明暗」の続きを永井愛さんが考えて書かれたものなのだそうです。「明暗」読んでいないのですが・・・。
作・演出の永井さんの脚本が、たくさんロビーで売られているなと思ったら、休憩に永井さんご本人がいらっしゃってサインをされていました。
それにしても、やはりシアタートラムに行くと、いつも俳優さんがごっそり観にいらしています。この日も、数人お見かけしました。わたしがちょっとファンの俳優さんがいらっしゃってとても嬉しかったのですが、ちょうど席に着くタイミングが一緒になった時に気づき、とても良い席に座られたので、ちょっと驚きました(笑)
普通、俳優さんは後ろで観ると思うのですが、3列目の真ん中にいらっしゃいました。トラムの場合、そのあたりが一番観やすい席です!!(笑)
わたしは実は最前列でした。とても楽しみにしていたのですが、座ってちょっとショックを受けました。舞台がちょっと高いのです。これでは、背の高い蔵之介さんを観るにはちと辛いな・・・と思ったら、案の定辛かった・・・。おまけにトラムの座席は固くて背中がまっすぐなのです。姿勢を崩すのもちょっと辛い。せっかくの最前でしたが、わたしとしては3列目くらいで是非観たかったと、心から思いました。
蔵之介さんの相手役の山本郁子さんという文学座の女優さんが、実はこの公演が始まった2日目にアキレス腱を損傷されてしまいました。切断にまでは至っていなかったとのことで1公演だけ休演になり、その後はなんとか続行されることになりました。そんな足で3時間もの舞台が大丈夫なのだろうかと心配でしたが、観てびっくり。かなり頑丈に包帯が巻かれた足に靴下やストッキングを履いて、やや幅の広そうなサンダルを履き、足をかなりひきずりながらも、痛みを感じさせるような表情などは一切なしでした。かなり動きもあり、なかなかハードな役にもかかわらず、素晴らしく完璧だと思われる演技をみせて下さっていました。これぞプロか!と思わされました。凄かった・・・・・。
それにしても、蔵之介さんと木野花さん以外の他6名のかたは、失礼ながらまったく知らないかたばかりでしたが、想像以上に個性的なかたばかりで、とっても楽しませていただきました。
一番凄いと思ったのは、小山萌子さん。3役されましたが3役とも完璧に別人でした。特に、おのぶの妹継子と蔵之介さんの妹秀子の違いが一番面白かったです。
それでなくても、秀子のキャラクターの強烈さに圧倒されていたのに、休憩中に継子と同一人物だったと知り、ドッキリか??と思うくらい、本当に驚いたのでした(笑)山本さんも凄い女優さんでしたが、個人的にはこの小山さんがかなり気に入りました。なかなか美しいかたでしたし・・・・・。
男性ナンバーワンは(蔵之介さんを除いた話です・苦笑)、ダントツ山本龍二さんでした。最初の役で登場したとき、生まれてから出会った誰よりも顔が長い!と本気で思いました。正確には、顔も長いけれど頭も長いのだと思いますが、とにかく半端な長さではありませんでした。これだけ長いと、役者でもやらなければもったいないというものです。このインパクトの強さはサラリーマンでも役に立つかもしれないけど、一見怖いし(苦爆)、勝手ながらやはり役者になるべくしてなられたかたに違いないと思ったのでした。4役ほどされましたが、わたしはギャルソンが死ぬほど好きでした(笑)是非あのヅラで、コンタクトに出て下さらないかしらとふざけたことを思ったり(苦笑)だって、あれはもっと多くの人に観ていただくキャラクターだと思いました。身のこなしも、小指も(爆)最高でした〜♪
と、かなり失礼な感想のようですが、要約すると「気に入った!」ということになります(苦笑)印象に深く残ることイコール役者冥利に尽きることなのでは!?
お後がよろしいようで・・・・・

後半はまた後日(笑)


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