登場人物は3人だけという訳ではないのですが、 やはりショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロと 3人の演技が際立つから、3人しか出ていないような 錯覚に陥ってしまいます。 といっても、私は脇役となっているペンの奥さん役の シャルロット・ゲンズブールも気になるぞ。 (「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」の奥さん役とは えらい違い。。。映画が違うんだから当り前ながら。。。)
最初から細切れでジグソーパズルをまず バラバラにばらまいたような雰囲気。 時間軸も前後しているので、 うーんこれは先のシーンだよな。 あ。これは事故の前だよね。 なんて具合に思わず口に出して確認しちゃいました。 映画館で観ていたら、口に出して確認できないから ちょっと嫌かも(笑)
正直、どうしてここまでバラバラにしたのか わかりません。 監督としては勿論意図したことなのですよね。そりゃそうだ。 実際脚本は3種類あって、監督の撮影した物語通りに進む案と 各人物一人一人の物語通りに進む。そしてこの作品と。 個人的には、一人一人の物語通りに進む なんて方法でもいいかもなんて思うのですが いかがでしょう。
とにかく、すごーく期待していたので 正直期待よりは。。。。 奥さんと別れてまで、ナオミ・ワッツに付きまとうのが 謎なんだよねー。提供者が気になるのは確かだろうけど・・・ 一緒に見ていた家の人は 「これがデル・トロの奥さん役の女優が、その役だったら 付きまとわない」なんていうのですが。そういう問題だったのか(笑)
ちゃんと理解できない人間の脳が21グラム? なんて思ってしまいそうになりましたが(全然違います) 最後にはまとまるので、どういう話かわかりますが なんだかすっきりまとまったというよりは、 重苦しい気持ちが底にどーんと残ったまま 幕は閉じたという感じでありました。
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