主人公トレバーの職業をタイトルにしたマシニスト。 ついマニフェストと言っている自分に謎が解けるのか。。 365日寝ていていないトレバーを演じるために 30キロの減量(最終的にはリンゴとコーヒーという絶食で減らしたそうです)で臨んだクリスチャン・ベイルの圧倒的存在感はさすがですね。 個人的にはちょっとカラテカの矢部さんを思い出しました。。
不眠でふらふらなところにもってきて、いつの間にか 冷蔵庫の側面に張られた謎のハングマン・ゲームの張り紙。 その紙を見つけたことから始る悪夢のような世界。 眠ってもいないのに、悪夢を見る世界は嫌ですねー。 映像も悪夢そのままに、日中でもまるでどんより 幕がかかったような色調。
工場にやってきた悪夢にいざなう様なアイバンが 非常に気になります。 観ていて、一緒になんでこんな目にあうのかと 感情移入して嫌な気分になりました(笑) アイバンめ!
工場に勤める、ちょっと胡散臭く、ごつい皆さんやアイバンに 囲まれた上に、暗いトーンの世界の中でひどい目にあいながらも、 娼婦スティービーの存在は、癒されますね。 段々話が進むにしたがって、張り巡らされた伏線に 結構振り回されて、深読みしすぎてしまいました(笑)
ブラッド・アンダーソン監督の計算されつくした映像が 下手をすれば、ありがちな展開?なんて思える場面も ピーンと張り詰めた世界のまま突き通し、 見せる手腕は見事ですね。
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