あずきの試写室

2005年03月28日(月) 「誰も知らない」

ポスターの柳楽くんの姿を見るたびに、
その瞳の奥の気持ちをいろいろ想像していた私。
4人で生きることを否応なく
選択させられてしまった。お兄ちゃん。
実際の事件だけに、その時の気持ちはどんなものだったのだろうか。

あらすじだけ読んでいると、
とっても悲惨な話に見えてしまったのですが
映像を通じると、子供たちのたくましさや
何も無くても、遊べる柔軟な気持ち。
とくに驚いてしまったのが
お母さんに対して、決して怒ってないこと。
勿論、お兄ちゃんはもっとして欲しいことが
沢山あったと思うけれど。
電話をかけてせめるでもなく。
小さい弟や妹も寂しいけれど、がんばっている。健気だなあ。

柳楽くんも、勿論よかったけれど、
他の3人北浦愛ちゃん、木村飛影くん(印象的な名前ですねー)
清水萌々子ちゃんもとってもかわいかったです。

正直この感想はお母さんについてかけません。
実は私はこのお母さんにどーしても、
しょうがないよね。って言う感情を持てなかったのです。
子供たちも嫌って無いし、監督もお母さんを悪者という
イメージだけで描きたくなったそうなのですが。。

あくまで、この作品は「誰も知らない」という
作品であって、現実そのままじゃないものね。
それにしても
1988年に実際あった事件を全然覚えてなかったです。
あれあれ。なんでだろう。。
実際事件のあったマンションに住む人は、嫌がらせ等で
引っ越した人もいたというほど、話題になっていたというのに。。うーん。


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