ポスターの柳楽くんの姿を見るたびに、 その瞳の奥の気持ちをいろいろ想像していた私。 4人で生きることを否応なく 選択させられてしまった。お兄ちゃん。 実際の事件だけに、その時の気持ちはどんなものだったのだろうか。
あらすじだけ読んでいると、 とっても悲惨な話に見えてしまったのですが 映像を通じると、子供たちのたくましさや 何も無くても、遊べる柔軟な気持ち。 とくに驚いてしまったのが お母さんに対して、決して怒ってないこと。 勿論、お兄ちゃんはもっとして欲しいことが 沢山あったと思うけれど。 電話をかけてせめるでもなく。 小さい弟や妹も寂しいけれど、がんばっている。健気だなあ。
柳楽くんも、勿論よかったけれど、 他の3人北浦愛ちゃん、木村飛影くん(印象的な名前ですねー) 清水萌々子ちゃんもとってもかわいかったです。
正直この感想はお母さんについてかけません。 実は私はこのお母さんにどーしても、 しょうがないよね。って言う感情を持てなかったのです。 子供たちも嫌って無いし、監督もお母さんを悪者という イメージだけで描きたくなったそうなのですが。。
あくまで、この作品は「誰も知らない」という 作品であって、現実そのままじゃないものね。 それにしても 1988年に実際あった事件を全然覚えてなかったです。 あれあれ。なんでだろう。。 実際事件のあったマンションに住む人は、嫌がらせ等で 引っ越した人もいたというほど、話題になっていたというのに。。うーん。
|