あずきの試写室

2005年04月18日(月) 「ヤン・シュヴァンクマイエル『ジャバウォッキー』その他短編

チェコのアニメ監督ヤン・シュヴァンクマイエルの
デビュー作「シェヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の
最後のトリック」を含む、全6編の短編が
収録されています。この短編集妖しいです(笑)

アニメ監督といっても、主に登場するのは
人形。正直可愛くないです。
人間であったり、家具であったり、はたまた怪物であったり、
動きは微妙。
収録された中にはアニメではなく、
実写の短編もあるのですが。
この「庭園」なる短編。
招待された家の生垣が、人が大勢手をつないで
家を取り囲んでいると言うもの。
当然招待された人は気になってしょうがないのですが、
家主は何か?って感じで気にしていません。
人で作る生垣。とんでもない発想ですね。

その他の作品も、ブラックユーモアが効いています。
チェコのアニメは初めてだったのですが、
アメリカや日本の作風とは
だいぶ違いますねー。
味はあるけれど、結構好みが分かれると思います。
私は他の作品も観たくなりましたが、
何度も観て見たいかと言うと。。。。

でも、一番の驚きは
これらの作品が今から40年近く前に撮られたという事。
確かに画面は古臭くもあるのですが
そんなこともすっとんでしまう
発想力に脱帽であります。
40年経て撮られた最新作は
一体どういうことになってるんだろうか。。。気になります。
でも、日本じゃ話題になってないのが。。。。。。。


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