2003年02月06日(木) |
いつまで続くんだろう。 |
拝啓 王子様
立春だというのにこたつから出られない寒さです。 節分には豆をまいて、鰯を食べました。 あのお魚は骨が多い。
お元気ですか。
お返事、いつも楽しく読んでいます。 あなたには文章の才があると思うから、 いつか素晴らしい小説を書くんじゃないかしら。
これはひいき目で見て言っているのではなくて 本当にそう思うの。 私は人を見る目だけは優れているのです。
ああでも、あなたが芥川賞作家さんになったら 今よりもっと遠くに行ってしまうのね。
完全に個人的な嫉妬心から 少し、作品を投稿するのを先延ばしにして欲しい気持ちもあります。
今日はインターネットのお友達が 東京にいらしたから、数人で集まってお茶をしてきました。 ドラゴンフライカフェ。
帰りに出口が分からなくて、おろおろしたのが失敗ね。 ああいうところは だって、 「慣れてます」っていう態度が一番重要じゃない? そんなバカなこと気にしていたら何も出来ないよって あなたは笑うのかしら。
解散した後にはテアトル新宿で「呪怨」を見てきました。
先日映画好きの方とお会いしてから、 影響されて映画館に通うようになってしまったの。 完璧な非日常に浸れる。 読書と同じように、大切な時間となりつつあります。
内容。 恐かったです。 でも映画自体より、隣の女の子2人組が 体を震わせてすすり泣いてるのに一番びっくりしたかしら。
それから並んでいる時に隣だった人が 出版社の漫画編集者の方でした。 話している内容がたまたま聞こえて、分かったのだけれど。 映画のチケットを、領収書で切っていました。 やはりいい職業だと思います。
そう、漫画と言えば出版志望だというのに 私はコミックスの知識が足りなすぎるので 先日まとめ買いを敢行しました。 まだまだ足りないのだけれどね。
ヴェルサイユのバラと、 山本直樹を何種類か、 それから「つげ義春の温泉」。 この振れ幅が、(たいして振れてないか)吉と出るのか凶と出るのか。
山本直樹の世界の閉塞感はそれはものすごいもので、 この世に救いがあるとしたら 「気持ちいい」とか「痛い」とか「セックス」とか それだけなんだっていう、非常に私としてはきついテーマでした。
久しぶりに行ったのですけれど 本屋さんのコミック売り場は異様な雰囲気が漂っていました。 現実世界とうまく折り合いがついている人は あそこで10冊も漫画を抱えているはずもない。
二日連続で映画を見るはずもない。
誰かが書いていました。 小説というのは現実を補完するためにある。 もし、目の前の現実に完全に満足しているならば もう一つの物語をなぞる必要もないのだから、と。
あなたは何故、本を読み、音楽を聴き、 映画を見るのでしょう。
私とは全く違う理由かもしれない。 おもしろそうだから是非、聞かせてね。
そう、バレンタインが近づいているから どんなチョコが欲しいのか考えておいてください。 去年はガトーショコラだったかしら。
明日は福山雅治の誕生日、 明後日は私の父親の誕生日です。
体に気を付けて。 頑張って とか、言いたくないけれど他の言葉言えるほど語彙がないの。
とりとめのない文面でごめんなさい。 将来の小説家様。
かしこ
れいこ
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