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2003年04月14日(月)

「君の話からはちょっとおしゃれでアンダーグラウンドな女の子ですって
そういう主張の為に松尾スズキが好きだと言っているようにしか聞こえない」

ああ哀しや。
そして私は今日、私よりもずっと松尾狂と思われる女の子に会ったのだ。

彼女はとても素敵な人で、少しも狂人などでは無く
(そういうところが松尾さんにとても似ていると思う)
Tシャツときちんとプレゼント用の包装をした漫画をくれた。
ああ、こんなに私だけの為の何の見返りも期待しない贈り物もらったのいつ以来だろう。
大学二年生の夏に、男から「カレー」って
私の名前入りの米粒携帯ストラップ(すけこましださいやつ)貰った時くらい泣けた。

私が「凄いぜ」と位置付け、劣等感を抱くものに何の反応も示さない。
松尾スズキに会ったことも、
そりゃあ、すけこましすけこまし価値のあることなのだけれど
それは知っていて、前提として、
でも「凄くないよ」と言う。
凄くないんだよそんなこと、
という至極常識的な価値観をしっかりと持っている。

俺の思っていることはみんなが思ってるんだぜ、
なんてそんな(しばしば私が考えるような)傲慢さを
私が素敵だと思う人たちは少しも見せない。

こういう出会いがあるたびに、
立ち位置のしっかりとした大人になっていきたいといつも思う。
男にばかにされたりおめえといてもデッドエンドじゃ、と言われても
「は?何何?
だって私ここにいるんだし。
ここにいるんだっつうの。
行き止まりとかってそんなの壊してけばいいし
私といればいくらだって行き止まりなんか壊せるし
どこでもドア出してやるよばーか」
そう返せるような、
要するに今日会った女の子のようになりたいと素直に思う。
彼女がそんなこと言ったわけではないけれども。

「私はこれが好きだ」
「私はこれでやっていく」
今私がはっきりと宣言できるものは松尾スズキしかない。
だから進むのだ。
そこへ向かって。
進むしかないのだ、進むという表現は松尾さんには似合わないかな。


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