これだから洋服は辞められない。これだから女の子は辞められない。心の雲はすっかり晴れた。
宣伝会議の面接があったので、帰りに原宿→渋谷をぶらりと歩く。最近大型百貨店の決まった階と無印良品しか見ていなかったので、あてのない買い物は久方ぶり。乙女心の熱狂、狂乱。特に興奮したのはアウトドアショップのAIGLE。「本気で」乗馬する人のための全身コーディネートが素敵すぎる。ブーツはたったの一万七千円。トゥモローランドで買ったら5,6万はしそうだ。
頭に血が上ったのでシップス勤務のおしゃれボーイに「やばい!可愛すぎる」ってんでメール通信したところ、きゃつも同じことを考えていた。やはり我々、業か何かで繋がってるんだわ、と勝手に推測をして狂喜乱舞(でもないか)。その直後、「俺のフレンチカジュアル熱もあそこから始まったのかもしれま千円」とおフランスからほど遠いコメントが。君はつっこみがない場面で話してはいけない。
さらにセント・ジェームスで贈答品を選ぶ。ああ、人の着るものを選ぶのがこんなに幸せだと思うのは、スタイリスト気質だろうか。拙者はもしや、スタイリスト君ならぬスタイリストちゃんなのでは?と思索は巡り巡るけれども特にどこにもたどり着かず拙者はぷーに戻る。
昨日の続きだが、願望を達成する第一歩として『ロック・クロニクル』(河出書房)を購入した。これはもしかしたら、橋本治の言う”てっとりばやい理解”、つまり安易な手段なのかもしれないが、なにもやらないよりはましだろう。活字というのは常に、理解するために何かを提供してくれるはずだ。この本は友達が、拙者がロッキングオンを受けるときに勧めてくれたもの。
これ読んで来年も受けるよ。(たぶん)待ってて、トム。(たぶん)
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