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2005年11月15日(火) KYOKO

ボクはマヌエル・プイグのように小説を書くことはできない、でもね、プイグの小説が本になって残るように、ダンスが、彼女の、からだに残るんだ、小説は、しょせん紙じゃないか、紙ってのは虫にだって食われちゃうもんだぜ、セルヒオ、ボクの場合はあんなにきれいな女の子の、からだに残るんだ、どうだい、うらやましいと思わないか。

村上龍『KYOKO』(集英社文庫)



帰りの電車で少し、泣きそうになる。ある男が教えたダンスが一人の女の子を救い、その女の子がまわりの全ての人々を救う話。

「救う」「救われる」とは何だろう。

君が誰かを救おうと思っているだなんて、誰も思っていない。ただ、君の光に、まわりの皆は涙せずにはいられないだけだ。私も、あの人も。

君が一人で自分を責める時、誰もそこに近づけないことを知っている。私は「どうせ触れられないし」と諦めるつもりはない。「きっと触れるはず」と傲慢になることもやめた。ただ、触れたいと、願っている。

KYOKO、君の光をありがとう。光が眩しすぎて泣いた日に、私は変われたんだ。KYOKO、だから君の闇の1/100でもいいから、私が代わりにはき出せたらいいのに。


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