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2006年01月24日(火) もうでないつみ

■病気

風邪は治ったはずなのに、咳が止まらない。全身全霊で咳を続けていたら、振動が頭に響いて頭痛がしてくる。腹筋も痛くなる。話の途中で咳が出るので言葉が途切れ、コミュニケーション不全になる。新年早々から引き続き、どうしてこんなについていないんだろうかと考えたら、ひとつ思い当たるふしがあった。初詣をしていない。週末に、穴八幡にでもお参りしてこよう。



■フェミニズムって何?

長年「彼氏」がいなかったので、付き合っている人のことを人に話す時「彼」とか「彼氏」と呼ぶことに大変抵抗がある。「相方」とか「ダー」「恋人」とかもムカつくから嫌だ。なるべく「○○くん」「付き合っている人」などを使うことが多いが、こんなことをいちいち気にしている私は、多分「カレシがさ〜」「ダンナ(結婚していない人)がねえ〜」と軽く流せるギャルより全然スマートじゃないことは、よく分かっている。

同様に、結婚した後配偶者を何と呼ぶかも、数年前から私の大いなるテーマだった(結婚願望強いから)。「主人」や「旦那」は家父長制の名残りが見えるので嫌だ(ホントかよ)。「パートナー」はフェミ臭がぷんぷんするからダサい。それで考えたのが「家のもの」または「家人」。かなり独自の発想だと満足していた。

ところが、今月の『ku:nel』を読んでがくっときた。『海月書林』の店主(乙女系)が、すでに「家のもの」という言葉を使用していたのだ。瞬間、するすると、色々ななぞが解けた気がした。

おそらく、自分のカレシやら配偶者やらを「家のもの」と呼びたい女性の集団がいて、彼女らは古本やらカメラやら、スイーツのおもてなしやら、鍋つかみ製作やら、自分の趣味、仕事、好きなものの世界を持って(いたいと願って)おり、「一人で立っていたい」みたいなことを言葉にはしないけれど常日頃から考えている。しかしそれを『anan』女のように「一人で平気な女になる!」なんて大声では言わず、隠れフェミニストとして今日も喫茶店でひとりお茶をすすっているのだ。

あーあ、結局私たちって、どこかの社会的集団に分類されながら生きていくのね。どうしようかね。そんなことを考えていたら「家のもの」も恥ずかしくなってきたから辞めなきゃいけない。どうでもいいが、オレは今、自分の中のフェミニズムに大変興味があり、小倉千加子が猛烈に読みたい。


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