続・無気力童子の紙芝居
DiaryINDEX|past|will
2004年03月05日(金) |
永続する幸福は最も不幸なこと |
マスタの知人が、幸せそうに見えて そうでなかったらしい。 これ以上ない抽象的加減でわけもわからないのです。でも 重い。
少し前 やたらに幸福について考えていた時期があったのです。 当たり前の話にはなりますが 結局のところ幸福なんてものはそれとして存在するものではなく、 不幸と対になるだけの空気の甘さみたいなものかなと ぼんやりと考えています。
幸福が永続すること それは人々が渇望するものでありながら どこか拘束や閉塞感を伴うのです。
所有することは安心を産みます、しかし後は失墜するのみか?
居場所を求めて泣きながら彷徨った果てに見つけた家で 未来のことを思ってまた泣くのです。 なんて勝手な生き物。でも そんな人間が私は好きです、多分。
|