続・無気力童子の紙芝居
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家庭教師をやっていた子の卒業式でした。 合唱を聴きに来て、と再三お誘いメールがあったのですが はっきり言って場に不釣合い、部外者ですし、 なにより、寝てないので参加はしませんでした。
その代わりといっちゃあなんだけれど、ちょっとした花束と手紙なんかを 早朝、登校前に届けに行ってきました、現在午前8時。
朝の風景というものをここのところ目にすることがなかったので(廃) なんだかとっても新鮮で懐かしく思ったのです。
寒そうに体を縮めて横断中の旗を持ち立っている「おかあさん」 上級生に連れられて一列になって歩いている小学校低学年の子どもたちは 同じ制服を着て、同じカバンを背負って、同じように下を向いて。手には草。 信号が青になってもおしゃべりに夢中でわたろうとしない中学生のグループは みんな手ぶらで、チェックのマフラーをしている。 男の子は黒い学ラン、女の子は紺セーラー。それらは混ざることはない。 勤め先に急ぐ車の列。髭をそりながら運転する「お父さん」 凛とした空気にそぐわない喧騒。
あぁ、朝だ。 ここに混ざって、毎日の「朝」に参加したら きっとすごく 生きている心地がするんだろうな。
そう思いながら、これを書き上げて眠ります。 繰り返します。現在午前8時。
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